自民党の麻生太郎総裁(68)は24日午後、衆院本会議の首相指名選挙で第92代、59人目の首相に選出される。野党が多数を占める参院は民主党の小沢一郎代表(66)を指名。衆院の議決を優先する憲法の規定に基づいて麻生氏の首相就任が確定する。これを受け麻生氏はただちに組閣作業に着手、皇居での首相親任式と認証式を経て新内閣が発足する。
これに先立ち福田内閣は午前の閣議で総辞職した。同日までの在任日数は365日。
これまでの調整で財務相に起用する中川昭一元政調会長(55)に金融相を兼務させることが固まった。内閣の要となる官房長官には河村建夫元文部科学相(65)、外相は参院から中曽根弘文元文相(62)、防衛相は浜田靖一元防衛副長官(52)をそれぞれ起用。
中山成彬元文科相(65)の入閣と、小渕優子元文科政務官(34)、塩谷立官房副長官(58)、森英介元厚生労働副大臣(60)の初入閣も固まった。小渕氏は少子化担当相の方向だ。
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