益田市は来年度、同市駅前町の市立保健センター=益田駅前ビル「EAGA」2階=に、市立休日応急診療所を開設する。比較的症状が軽い患者に対応する初期救急にあたり、医師は市医師会から派遣される。
本来入院や手術が必要な救急患者に対応している益田赤十字病院などで、初期救急の受診の割合が高くなっているため担当医の負担が増加している。同診療所の開設は益田赤十字病院などの負担軽減が目的だが、医師の高齢化などにより、現在実施されている小児救急当番医制の存続が厳しくなってきたのも理由の一つという。
同診療所は日曜と祭日に開設され、診療予定時間は13時~17時。以前にも設けられていたが、利用者の減少などから99年度に廃止されていた。【児子勉】
毎日新聞 2008年12月2日 地方版