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市長(右)にしめ飾りを手渡す山本さん(手前)と郡山さん |
よい新年を迎えてください―と地域活動支援センター工房恵庭(今村美都子所長)のメンバーが1日、恵庭市役所を訪れ、中島市長に正月の縁起物のしめ飾りを寄贈した。
工房恵庭はNPO法人「工房恵庭運営委員会」(岡ア眞佐子代表)が運営。自立を目指す知的、身体、精神に障害を持つ11人が通っている。障害者への理解を深めてもらおう―と、2001年からしめ飾りを製作、販売している。
11月初旬から準備に取り掛かり、大中小の3種類合わせ120個を製作。今年はセルロイドなど資材の高騰で大(長さ1.3メートル)の価格を昨年より1000円アップし6000円としたものの、中(90センチ)と小(80センチ)は2500円と2300円に据え置いた。
この日、山本聖香さん(32)と郡山勝仁さん(43)が岡ア代表らと共に市役所を訪ね、中島市長に「市役所に飾ってください」としめ飾りを手渡した。中島市長は「毎年立派なものをありがとうございます」とお礼を述べた。仕事納めの30日に正面玄関に飾るという。
国産のスゲを使った手作りは好評といい、今年は市民や企業の注文も多く、製作も20個増やした。岡ア代表も「今年は賞与が出せそうです」と話している。
工房恵庭は、しめ飾り予約を受け付け中。電話 0123(32)8806。