周南、下松、光3市の小児救急医療の拠点となる「周南地域休日・夜間こども急病センター」が、周南市孝田町の社会保険徳山中央病院内に開設された。愛称は「周南こどもQQ」。周南市休日夜間急病診療所が果たしてきた初期(1次)救急の機能を高度(2次)救急を担う同病院に移したことで、応急治療の迅速化など小児医療の充実が期待されている。
同センターは、3市と地元の3医師会、同病院が協定を結んで実現。病院西館1階の救急外来処置室の東隣に設けられた。3市などの21医療機関が小児科医33人を当番制で派遣し、0~15歳の小児・内科的診療(外科的診療は対象外)を担当。徳山中央病院の医師がバックアップする。
診察時間は、夜間が午後7~10時、休日の昼間が午前9時~正午と午後1~5時(受け付けは終了30分前まで)。「コンビニ受診」とも呼ばれる安易な受診をなくすため、同センターでは「早くから症状がある場合は、昼間にかかりつけ医を受診してほしい」と呼びかけている。
〔山口東版〕
毎日新聞 2008年12月2日 地方版