小児科病院、90年から1100施設減
小児科を標榜する病院が、2006年10月からの1年間で60施設減少したことが、厚生労働省の調べで分かった。産婦人科を標榜する病院は39施設減少する一方で、産科は2施設増えていた。小児科の標榜病院は、ピーク時の1990年から1104施設減少したことになる。
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同省の「2007年医療施設調査」で明らかになった。
それによると、全国の病院の数は昨年10月1日現在、8862施設で、前年から81施設減少した。
病床規模別では、「20−49床」が前年比57施設、「50−99床」が34施設それぞれ減っており、100床に満たない小規模病院の減少ぶりが目立っている。
診療科別では、神経内科の標榜病院が42施設、リウマチ科が34施設増えたのに対し、小児科は60施設、産婦人科は39施設減少していた。
小児科を標榜する病院は1990年の4119施設をピークに減少傾向に転じ、この17年間に1104施設減少。産婦人科の標榜病院も845施設減った。
また、療養病床を持つ病院は4135施設で、前年から108施設減少した。療養病床を有する一般診療所(19床以下)も284施設減り、1887施設になった。
更新:2008/12/02 17:45 キャリアブレイン
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