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02年ドラフト・萱島が競輪選手目指すため退団

 第2の人生は五輪選手だ。阪神の萱島大介2軍用具担当(28)が競輪選手を目指すため、今年限りで退団することが1日、分かった。

 「1度しかない人生なので、勝負したいと思う。甘いことかもしれないけど、新たに見つけた夢に挑戦したい」

 現役時代は50メートル5秒7、100メートル10秒5。また長距離走でもチームナンバー1だった。赤星を上回る俊足と天性の高い身体能力で多くの期待を集めたが、1軍出場には恵まれず06年オフに現役引退。翌年からは2軍用具担当として球団を支えてきた。

 それでもアスリートとしての魂は消えることはなかった。すでに7月から本格的なトレーニングを開始。肉体改造に取り組み、現在の体重は7キロ増の81キロ。来年4月には日本競輪学校の第1次入団試験を受験。第2次試験にも合格すれば、ようやくスタートラインに立てる。そして卒業後にはプロデビューが待っている。

 縦ジマで培った猛虎魂で苦境に立ち向かう覚悟で「五輪を目指す気持ちでやる」と夢は果てしなく大きい。目指すは2016年五輪。グラウンドを去った元虎戦士がバンクで新たな戦いに挑む。

[ 2008年12月2日付 ]

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