雑記帳

核弾頭試作に３年以上　費用２０００～３０００億円　政府内部文書

「日本が小型核弾頭を試作するまでには少なくとも３～５年かかる」とする政府の内部文書が２４日明らかになった。
「核兵器の国産可能性について」と題した文書によると、日本にはウラン濃縮工場や原発の使用済み核燃料の再処理技術・設備はあるが、
技術上の制約から核兵器にただちに転用できないとしている。
北朝鮮の核実験を機に日本国内では一部に「非核三原則」の見直しや核武装論が出ているが、
日本が仮に核武装する決心をしてもほぼゼロからの開発にならざるをえない、という現実を確認したことになる。

政府内部文書はことし９月２０日付で作成された。
１０月９日の北朝鮮核実験に先立ってひそかに政府機関の専門家が調査し、まとめた。小型核弾頭試作までに３年以上の期間、
２０００億～３０００億円の予算と技術者数百人の動員が必要という。
これでは仮に日本が核武装宣言しても、ただちに独力で北朝鮮からの「核の脅威」抑止には間に合わない。

核兵器の材料は、いわゆる広島型原爆材料の高濃縮ウランか長崎型のプルトニウムの２種類。
日本原燃の六ケ所村（青森県）原子燃料サイクル施設や日本原子力研究開発機構東海事業所（茨城県）に、
ウラン濃縮や原子力発電所の使用済み核燃料再処理工場がある。

しかし、いずれも軽水炉用で、核兵器級の原料をつくるのには適さない。
濃縮工場は純度３％程度の低濃縮ウランを製造するが、そのため稼働している遠心分離機は故障続きで、短期間での大規模化は困難である。

政府内部文書では、日本が核武装するためには、結局、プルトニウム２３９を効率的に作り出すことができる
黒鉛減速炉の建設と減速炉から生じる使用済み核燃料を再処理するラインを設置する必要があると結論づける。
さらに小型核弾頭をつくるためには日本にとって未知の技術開発に挑戦しなければならない。（編集委員　田村秀男）
(SankeiWeb.2006/12/25 02:38)
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/061225/wdi061225000.htm
-------------------------------------------------------------------------
先日、消してしまった核武装議論記事を復活させようと思う。
とりあえず、日本が核武装をした場合のメリット、デメリットの想定を書いておきたい。

英仏両国は国土の狭さ、首都への国家機能の集中度という点で日本に比較的近く、かなり参考にできる。
英仏両国の核武装は、広大な国土のロシアに対抗できない点で有効ではないが、
核攻撃を受けた場合に報復するという点では、ある程度の抑止力があると思われる。
英仏が対抗できない広大な国土と人口を持つ大国は、核戦力の有無を除いて考えると、
現状では米国・ロシア・中国・インド・ブラジルの五カ国となる。
それ以外の国に対しては英仏両国の核兵器は十分有効な兵器と言える。
この点は、日本についても同様で、日本が核武装をしても、これらの大国には核兵器だけでは対抗できない。
つまり、核武装を実現できたとしても核戦力以外の方法で対処していく必要という事になる。
国土の狭い国の核武装で参考にできる例は、イスラエルあたりか････
あの国も国土が狭いうえに人口も少なく、加えて一部の都市に人口集中している事から核攻撃に非常に脆弱と言える。
逆にイスラエルの仮想敵国の周辺の中東諸国は、いずれも人口が多く面積が広く、
更に農村人口も多い事から人口が広範囲に分散している。
よって、核兵器の攻撃によるダメージがかなり小さい。
イスラエルが核戦力で自国を守るには、イスラエル以外の中東諸国の核武装を阻止することが絶対に必要になる。
過去のイラク原子炉空爆や現在のイラン核開発問題はイスラエルの国家安全保障に直結する重大な問題と言い換える事ができる。
日本の場合、大国に囲まれているし米中露は既に核武装している事からイスラエル方式の安全保障は不可能になる。
以前、自民党閣僚から核武装議論の話題が出たが、彼らが何を仮想敵として核武装を
検討しているかと言えば、言うまでもなく、中国の事だろう。
中国は、かつての毛沢東時代の人権を重視せず、貧しく農村人口の多かった頃は、
いざという時の核戦力の使用を躊躇わない事から、恫喝を伴う交渉において、ロシアや米国すら対抗できなかったと思われる。
だが、現在の中国は都市化が進み、核攻撃を受けた場合に予想されるダメージが大きくなっている。
経済成長している中国は、都市戸籍を持つ国民と農村戸籍の国民からなる明瞭な階層社会で、
現在の中国政府は都市戸籍の人々で占められる。
中でも北京・上海・広州～香港のような少数の大都市が大きな影響力を行使している。
大都市の富裕な支配層にとっては、核戦争で農村の人々が生き残って国家が生き延びても、
都市に住む自分達が全滅する事は決して容認しないと思われる。
こうした点から見ると、日本が中国を仮想敵国として核武装をした場合、ある程度は有効と思われる。
核武装のメリットについて、ここまで検討したものの、実際には課題が山積みになる。
１．どのタイミングで核武装をするか･･････
２．戦後６０年間、国民が信じてきた非核三原則をどうやって改変するか････
核武装をするのなら、同盟国の米国の世界的覇権が完全に失墜しないうちに核武装をする方が望ましい。
米国の後ろ盾で核武装を正当化しなければ、現在の靖国問題のように逆に中国に利用され、
今までの「非核国」という世界から得てきた良いイメージを失うばかりか日本の国際的孤立化を招くリスクも十分に考えられる。

今回の産経の記事であった小型核弾頭試作までに３年以上の期間、２０００億～３０００億円は、
日本が核武装をするのに必要な資金の概要の一部が明らかになったように感じる。
これは弾頭部の試作だから開発に必要な予算の見積もりといったところだろう。
量産してブースターと組み合わせた戦略ロケットにした場合の参考価格だが、米海軍が配備している
潜水艦発射式戦略ロケットのトライデントＤ５は1基あたり３０９０万ドル（約４６～５０億円）らしい。
そして潜水艦での運用の場合、戦略ロケット原潜が必要になる。
開発に要する参考価格が出てこないが、とりあえず判明している参考価格を提示すると原潜建造に必要な参考価格は
米海軍のロサンゼルス級原潜の初期型の建造費で約７億ドルだそうだから、当時は１ドル約２６０円の
為替相場だったから円換算をすると１８００億円相当と言ったところか････
肝心のオハイオ級戦略ロケット原潜の建造費は不明。
高価すぎると米政府自身が指摘している最新のシーウルフ級攻撃型原潜で２１億ドルだから今の為替相場で換算すると２２００～２４００億円程度で
アーレイ・バーク級の約２倍の建造費で自衛隊潜水艦の建造費の約４倍といったところ。
そして、日本が戦略ロケット原潜を配備する場合、配備数を検討する必要がある。
これに加えて、原潜を維持するためのドッグ設備の整備も必要になるだろう。

そして現在、日米で共同開発を進めているＭＤと比べた場合、どちらが利益になるかを検討する必要がある。
ＭＤは新規開発でいつ完成するか不明という兵器で日本政府は毎年１０００億円～１５００億円という開発予算を計上しているが、
今年の北朝鮮のミサイル発射と核実験騒動で財務省の来年度の予算原案では１８２６億円が盛り込まれている。
ＭＤで疑問に感じる事だが、射程の短いパトリオットＰＡＣ３を日本は、どれだけ配備するのだろう？
もう一つの疑問だが、ＭＤ開発が完成して日本が予算を支払う必要がなくなるのは、いつになるのだろうか？
これが出てこない以上、ＭＤの方が現実的という見解も根拠がないようにも感じる。

【へん】雷閃【たい】 06/12/25(Mon) 23:56: 話の本筋とそれますが・・・

＞シーウルフ級
たしかこれってSEALの支援潜水艦ですよ。確か。
主目的は潜入時にSEALのアザラシ共を秘密裏に運んだりする、「海中潜伏拠点」だったはず。

「高価すぎると米政府自身が指摘している」はちょっと意味が違うような・・・
確かに、米軍でなけりゃ建造・保有はおろかアイディアさえ出てこないような代物ですが。ｗ
ЧАЙКА 06/12/26(Tue) 0:10: 雷閃氏＞
＞SEALの支援潜水艦

建造を予定していた頃は冷戦期で攻撃潜水艦として運用する予定だったが、
冷戦終結で有用性が薄れて別の目的で使われているに過ぎない。

＞「高価すぎると米政府自身が指摘している」はちょっと意味が違うような・・・

いや、静粛性、氷海行動力、兵器搭載量を重視し、全ての面で旧ソ連の原潜を凌ぐ超高性能を目指して設計されている。
アシナガバチ 06/12/26(Tue) 13:02: ＞「射程の短いパトリオットＰＡＣ３を日本は、どれだけ配備するのだろう？」
現在空自にはパトリオットが５個高射群あるから、それを全てPAC-3が運用可能なように改良する予定だよ。今のところは高射群を増強する予定はないね。

＞「ＭＤ開発が完成して日本が予算を支払う必要がなくなるのは」
仮想敵国が弾道ミサイル開発・改良を進める限り完成はないね・・・。それはこちらも相手も同じだよ。

＞原潜
確かイギリスでは潜水艦発射弾道ミサイル（ＳＬＢＭ）の後継に5兆円以上かかるらしいけれど・・・。

もし日本が核武装するとしたら開発中に中国特殊部隊による破壊工作があるかもしれないから、そこまで覚悟できるの？あと日本が核武装をしたら韓国も核武装するだろうね。
ЧАЙКА 06/12/27(Wed) 0:38: ＞パトリオットが５個高射群

その戦力で日本全土を守れるだろうか？

＞仮想敵国が弾道ミサイル開発・改良を進める限り完成はないね

逆に言い換えてしまえば、政府が推し進めているＭＤの方が現実的というのも根拠がないって事だよね。

＞英国のＳＬＢＭ

英国のヴァンガード級には米国と同じトライデントＤ５が搭載されているけど、
トライデントＤ５に代わる「独立した核抑止力」のための更新との事。
更新に必要な予算は３兆４０００億～４兆５０００億円と言われている。
ところで、この予算はシステム更新という事だけど、２０２０年代に老朽化する原潜を更新するために
建造される原潜３隻分の費用も含まれているのではないだろうか？

＞日本が核武装するとしたら開発中に中国特殊部隊による破壊工作があるかもしれない

さて、それはどうだろうね。
確かに中国は武警の特殊部隊を有して対外活動をしているようだが、どこまでの能力を持っているかは不明。
また、単純に中国人として工作員を潜伏させたのでは日本での活動には限界がある。
日本の公安の監視網に引っかかる危険性が非常に高く、何より日本では必ず外国人登録証を身につけ携帯しなければならない。
だから、日本で重要施設を破壊するような工作活動をする場合、工作員は
完全に日本人になりすまして潜伏しなければならないが、中国の武警察等の特殊部隊には、
それだけの対外工作活動をできる能力を持っているのだろうか疑問。

＞韓国も核武装

韓国が核武装をしたとして何か都合の悪い事があるのかな？
アシナガバチ 06/12/28(Thu) 6:14: ＞PAC-3
だからｲｰｼﾞｽ艦のSM-3と組合わせてあるんだ。PAC-3は主要都市と重要拠点の最終防衛ラインだよ。
＞改良
そもそも改良されない装備自体がないんだけれど･･･。F15、ｲｰｼﾞｽ艦も調達年度によって別物並みに違うよ。

＞中国工作員
まあ｢お前ら死んでこい｣的な作戦だったらね･･･。

＞韓国の核武装
反日的な世論の国が核武装をするのは望ましくはないと思うよ。
ЧАЙКА 06/12/28(Thu) 12:39: ＞ＳＭ－３

それは結構な話だけど、ＭＤシステムは世界規模で展開している米軍の軍事システムに依存している。
米国が経済の軟着陸に失敗して旧ソ連のような状況になる事を想定して
ＭＤシステムの維持についてを検討する必要があるように感じる。
まあ、今の日本政府は米国が没落する事はありえない話と考えているようだけどね。

＞改良

そう言えば、最近になってロシア空軍はスーシカ（Ｓｕ-３４）を配備しているけど、
来年から配備されるスーシカには、改良型のエンジンが搭載されるとの事。

＞まあ｢お前ら死んでこい｣的な作戦だったらね･･･。

北朝鮮のように日本人を拉致して入れ替えるような本格的な工作をしない限り無理だと思う。
あの狡猾な中国が、宣戦布告も無しに軍の特殊部隊を送り込むような大胆な事をする可能性は低いように感じる。
ワシとしては日本が核武装をする場合、中国は台湾に対して行っている敵対国孤立化戦略を日本に対しても志向すると見ている。
核兵器を保有した相手に対抗する効果的な方法は封じ込め戦略だからね。

＞反日的な世論の国が核武装

敵対する双方が同じ大量破壊兵器を保有した場合、双方とも報復を恐れる事になる。
要するに軍事バランスが取れて、お互いに手出しできない状態（平和）になる。
ワシとしては睨み合いだが安定した状態になる事から特に問題とは思っていない。
アシナガバチ 06/12/28(Thu) 22:37: ＞MD、情報収集体制
まあ極東地域だけに限定すれば日本だけでもそこそこの防空体制を構築できると思うよ。グローバルホークとラプターの導入はたぶん時間の問題だろうね。FPS-XXの能力は防衛庁が公開してないからコメントの仕様がないけれど、沖縄方面にも配備するのは中国を念頭に置いてるのは明白だね・・・。

＞スーシカ（Ｓｕ-３４）
あれは良いよね・・・。脳内妄想で空自か海自に配備したい機種ではあるんだけれどね・・・。

＞「双方とも報復を恐れる事になる」
この道は～、いつか来た道～
あ～あ～、そうだよ。米ソがかつてたどった道～
アシナガバチ 06/12/28(Thu) 22:45: 日本が核武装をした場合はボクも原潜が一番魅力的な選択肢だと思うんだ。問題は費用だね・・・。英の原潜、核システムの更新は数兆円の費用がかかるみたいだね。あとこんな記事を見つけたよ。

仏アレバとＤＣＮ、新型原潜6隻を受注

【パリ＝安藤淳】仏原子力大手アレバと造船大手ＤＣＮは22日、新型原子力潜水艦「バラキューダ」6隻を仏国防省から受注したと発表した。来年から20年間に6隻を建造する。受注総額は79億ユーロ（約1兆2000億円）で「潜水艦の受注額としては過去最高」（ポワムブフＤＣＮ会長）となる。
バラキューダは4800トン級で護衛艦、水中探知などの役割のほかミサイル発射機能を持つ。来年1月以降、2年から2年半おきに一隻ずつ建造に着手する。最初の一隻は2016年末に仏国防省に引き渡す。
中小企業を中心に約100社が部品製造などを請け負う予定で、雇用創出効果も大きいとしている。ＤＣＮはバラキューダの開発技術を一般潜水艦の性能向上にも応用し、国際競争力強化に結びつけたいとしている。(日経新聞　12/23　23:00)

いずれにしても日本は全くノウハウがない訳だからゼロから研究・開発を進めなきゃいけないんだ。だとするとやはり数兆円の予算はやっぱり必要になるだろうね。
ЧАЙКА 06/12/28(Thu) 23:28: ＞グローバルホークとラプターの導入

ラプター導入に関しては、米国直輸入にした方が日米双方にとっても利益になるんじゃないかな。
ライセンス生産となるとコストが問題になりそうで････

＞脳内妄想で空自か海自に配備したい機種

さすがに部品の規格から全く違うからねぇ･･
それにスーシカは輸出されない機体なのだそうで。
あれだけの航続距離があれば、空中給油機との連携で少ない機数でも日本全国をカバーできそう。
Ｓｕ－３４は性能的には米軍で既に退役したＦ－１１１アードバークの豪華版といった感じかな。
スーシカについての詳細な記事はノーボスチ日本語版の記事をどうぞ。
↓
http://www.rian-japan.com/news/details.php?p=352&more=1
http://www.rian-japan.com/news/details.php?p=414&more=1

＞米ソがかつてたどった道～

そう、それで軍事バランスが取れれば、とりあえず安全を維持できる。
米国が衰退した場合、自主防衛を検討する必要があると思う。
個人的には核戦力の保持も視野に入れている。

＞仏原潜建造

６隻で約１兆２０００億円だから１隻２０００億円という事になるね。
やはり、原潜１隻あたり１８００億～２５００億円というのが相場かな。

＞日本は全くノウハウがない訳だからゼロから研究・開発を進めなきゃいけないんだ。

そう、原潜の建造価格は参考価格があるけど、原潜の開発に必要な価格がイマイチわからない事が大きな課題。
日本は過去に原子力船「むつ」を建造して運用した実績があるものの、
静粛性を要求される原子力潜水艦とは求められる技術が大きく異なるはず。
それで記事の冒頭で「開発に要する参考価格が出てこない」と指摘している。
SideWinder 06/12/30(Sat) 9:34: ЧАЙКА氏
＞建造を予定していた頃は冷戦期で攻撃潜水艦として運用する予定だったが、
いや現状でも攻撃原潜として運用されてるよ。
ＳＥＡＬ母艦としての能力はヴァージニア級やロス級、改オハイオなんかにも付与される。

＞いや、静粛性、氷海行動力、兵器搭載量を重視し、全ての面で旧ソ連の原潜を凌ぐ超高性能を目指して設計されている。
問題は無意味に高性能すぎた事だ。だからと言ってソ連の新原潜ni
ロス級ではつらいという現実。
ロシアの新原潜とどうなのかは見てみたいが。

＞やはり、原潜１隻あたり１８００億～２５００億円というのが相場かな。
そんで更に通常潜の数倍の維持費が掛かる。

＞そう、原潜の建造価格は参考価格があるけど、原潜の開発に必要な価格がイマイチわからない事が大きな課題。
案外、海自では色々検討してるかも。なんだかんだ言って原潜を意識してるだろうし。
ЧАЙКА 06/12/30(Sat) 12:46: SideWinder氏＞
＞ロシアの新原潜

ロシアの新原潜（時期原潜）と言えば、第９５５号計画のボレイ級かな････
見た目は、第６６７号ＢＲＤＭ計画のデルフィン型（デルタⅣ型）によく似ている感じだけど、
性能面では米海軍のロス級と比べてどうだろうかイマイチ不明。
プーチン大統領は、今年の５月１０日の年次教書演説で米国をオオカミに例えて痛烈に批判したけど、
この演説では最新型潜水艦搭載型戦略ロケットのブラヴァを搭載するソ連崩壊後に
初めて配備される戦略原子力潜水艦二隻の配備と、移動式戦略ロケット「トーポリＭ」を
中心とした最新の核抑止戦力を強化する事も言及している。
少ない予算で国を守る事ができる最適な方法は核戦力とプーチン政権は見ているのだろうね。（←ワシもこの考え方）
ボレイ級戦略ロケット原潜の１番艦のユーリー・ドルゴルーキーは既に完成しているのかは不明･･････
その２年後に２番艦のアリクサンドル・ニェフスキーという予定になっているようで。

＞通常潜の数倍の維持費

これもイマイチ具体的な数字が出てこない･････

････ところで話は変わるけど、掲示板のとあるスレでは、同志ブレジネフ書記長閣下や
韓国の能無兄（ノムヒョン）水準のとんでもねぇ経済音痴が軍備拡大論を主張しているようで。（Ｗｗｗ
江戸川氏の随筆にて書いた事だが、苦戦しているようだからSideWinder氏にも元老院広場にて知恵を貸そうと思う。

ちなみに日本政府の借金は約１０００兆円らしい。
日本のＧＤＰを約５００兆円とすると、対ＧＤＰで２００％で先進国の中でも最悪の状況。
ただ米国と違うのは、９０％以上が国内債務という事。
だから日本国民が国内の金融機関に預金→国内の金融機関が国債を買うという構図になっている。
だから日本が破産するかしないかの話題での問題は、貸す側の日本国民にどのくらい金があるのかという話になる。
これは１４００兆円との事。
既に１０００兆円を日本政府は借りているのだから、要するに日本政府は、
あと４００兆円までは国民から借金できると言い換える事ができる。
全記事削除前に多門隊氏との議論でワシが非正規雇用が増えた事について問題にしたけど、
これを税収減の話題へと結びつけたかったから、あえて問題にしたわけで、
産業が空洞化しつつある現状が続けば、日本は破産してしまう危険があるという事を警告する意図があったんだよね。
日本の場合、返せるから借金が出来るのではなく、今のところ国民からカネを借りる事ができるから
まだデフォルトせずに平穏無事に暮らしているという事。
財政を黒字化できず財政赤字が今後も増え続ければ、旧ソ連崩壊直後やエリツィン時代のロシアのような
ルーブル大暴落によるハイパーインフレになってしまう事になる。
こういう事態にならないよう、国民は大騒ぎする必要があるように感じる。
････米国も９０年代に危機的状況を国民が騒ぎ出して問題を一時的に克服したのだから。
財政赤字削減と言うと何かと消費税増税論が出てくる傾向が強いが、ワシは消費税増税には反対の立場。
その代わりに法人税の大幅引き下げと何らかの方法での所得規制の強化で税収ＵＰと考えている。

日本の法人税は現在、法人税・法人住民税・事業税を合わせて４０．６９％だけど、
これを香港以下の１５％まで大幅に引き下げる。
ワシとしては、これで海外に進出している日本企業も戻ってくるだろうと見ている。
勿論、税収は一時落ち込むが、結局は以下のようなプロセスで増加に転じると見ている。
大減税→企業に金が余るから投資が増える→反対側の生産増→企業利益増→
消費増→生産増→国民の所得増→消費増（内需拡大）の繰り返し。
まあ、既に「法人税の引き下げ」については、国会でも議論になっている。
が、消費税を上げれば、消費が落ち込み→生産減→所得減→消費減→生産減→所得減→消費減という
不景気＆デフレスパイラルになってしまう可能性が高い。
だから、この場合は消費税引き上げではなく何らかの方法での所得規制の強化だと思う。
ワシは、経済成長と財政再建を同時達成したクリントン政権を参考に最高所得税率の累進増税を提示したが、
以前の「名古屋のかもめスレ」の>>148で≡▼ェ▼ﾒ≡666氏もなかなか良いところを突いているように感じる。
↓
http://government.bbs.thebbs.jp/1165019330/

過疎化が進み利用者が減った掲示板に、まだ、こんな論客がいたとは驚きだったよ。
SideWinder 06/12/30(Sat) 14:46: ＞ロシアの新原潜（時期原潜）と言えば、第９５５号計画のボレイ級かな････
いやヤーセン型（８８５型）の方。

＞性能面では米海軍のロス級と比べてどうだろうかイマイチ不明。
９５５の話だが。性能より安価で実用性の高い物を求めてるようで。

＞プーチン大統領は、今年の５月１０日の年次教書演説で米国をオオカミに例えて痛烈に批判したけど、
そりゃそうだろｗ
それなりに世界が納得してた秩序を自ら崩したんだからな。

＞少ない予算で国を守る事ができる最適な方法は核戦力とプーチン政権は見ているのだろうね。（←ワシもこの考え方）
ソ連崩壊後に空いてしまった核戦力のギャップを埋める為じゃないかな？

＞これもイマイチ具体的な数字が出てこない･････
確か維持費が３倍だかまで行くとか。
故に原子力推進の恩恵が少ない原子力艦は電力や蒸気が必要な空母以外無くなった。
いやキーロフが残ってるけどさ。

＞韓国の能無兄（ノムヒョン）水準のとんでもねぇ経済音痴が軍備拡大論を主張しているようで。（Ｗｗｗ
軍拡と言うか実質的な軍縮と言うか。無謀な海外展開を考えてる人ですな。
まあ私は経済には疎いんで政策まで突っ込んで口出す勇気は無いけど。
ЧАЙКА 06/12/30(Sat) 15:56: ＞ヤーセン型（８８５型）

第８８５計画のヤーセン級は攻撃型原潜だよね。
攻撃型原潜としては世界最大級だけど、第９４９Ａ計画のアンティ級（オスカーⅡ型）とは違って
セイル後方に大型の対艦ミサイルＶＬＳを装備する事から相当に外観は異なるようで。
１番艦がセヴェロドヴィンスクだけど、こちらは２番艦建造は未定で、しかも、まだ完成していない。
核抑止戦力強化を強調したプーチン演説から判断すると限られた予算内での優先順位は低そうにも感じる。

＞それなりに世界が納得してた秩序

ん～････それは違うと思う。
現在の世界の流れは、米覇権体制維持勢力ＶＳ多極化勢力だからね。
まあ、それでもブッシュ政権の戦略で（悪い意味で）バランスが崩れてきた事は確かだよ。

＞ソ連崩壊後に空いてしまった核戦力のギャップを埋める

プーチン大統領の演説内容をロシア的表現で書くと････こんな感じかな。（ｗ
「俺たちゃ世界で何が起こっているか見てるだろ？」
「俺らは見てるよな？」
「オオカミ（米国）は誰を食うか知ってる。」
「食って誰の言う事も聞かねぇ、それで、聞く気はねぇらしい。」
「オオカミ（米国）は人権、人権と俺らに下らねぇ大法螺吹かしやがるけどよぉ、
オオカミ（米国）と仲良しの石油産出国の独裁国家に対してだけは人権とか
民主主義のための戦いなんて下らねぇ大法螺を、吹かさねぇんだよな！」
「要は、国際戦略じゃ何でもありで、何の制限もねぇっ事だ！」
「俺達（ロシア軍）が強くなれば外国からの圧力をはねのける事ができる！」
「だけどよぉ、俺たちゃオオカミ（米国）の国防予算と比べたら比較にもならねぇんだよな～」
「奴らの国防費は俺達よりも２５倍多い･･･」
「こういうのを軍事の分野じゃ「奴らの家は奴らの要塞だ」って言うんだよ。」
「でもよぉ、これは、俺らも頑丈で丈夫な自分の家、自分自身の家を建てなきゃいけねぇって事なんだよな？」
「それでも、俺は昔のブレジネフのようなマネはしたくねぇ、ところで限られたカネで国を守る方法としたら核戦力だよな？」
「というわけで俺たちは、最新の核抑止戦力に更新する事に決めたぜ！」

＞確か維持費が３倍だかまで行くとか。

確かに原子炉が動力装置なんだからカネがかかるのは仕方がないと思う。

＞軍拡と言うか実質的な軍縮と言うか。無謀な海外展開を考えてる人

恐ろしく初歩的で馬鹿馬鹿しい話題だけど、一体、何のために海外展開する必要があるのだろう？
慈善事業のため？？？　国連を守るため？？？　米国様の利益のため？？？
SideWinder 06/12/30(Sat) 18:10: ＞核抑止戦力強化を強調したプーチン演説から判断すると限られた予算内での優先順位は低そうにも感じる。
どうだろうか？少なくとも海軍の中の人は８８５型と９５５型を軸にするとか言ってたけど。

＞現在の世界の流れは、米覇権体制維持勢力ＶＳ多極化勢力だからね。
まあ俺は前者と言う事で。

＞「それでも、俺は昔のブレジネフのようなマネはしたくねぇ、ところで限られたカネで国を守る方法としたら核戦力だよな？」
ブレジネフは近年、良い意味でも悪い意味でも黄金時代を築いたって事で評価されてるとか。

まあそれは置いておくとして。
どちらにせよ核戦力による均衡が働いていた世界に戻ってくれれば嬉しいのだがね。

＞慈善事業のため？？？　国連を守るため？？？　米国様の利益のため？？？
海外派遣とか言ってたから前２つじゃないの？
ЧАЙКА 06/12/30(Sat) 22:17: ＞少なくとも海軍の中の人は８８５型と９５５型を軸にする

まあ、ロシア人の言う「予定」だから「未定」と言い換える事ができる。（ｗ
アチラのサイトでワシが実際に経験した事だけど、アチラの人の言う「絶対」という確約には、あまり期待しない方が良い。
アチラでは、多くの場合、それは「絶対」ではなくなるのが常識だから。（Ｗｗｗ
以前、「少なくとも納期という単語を知っているのならロシア製には手を出さない方が良い」とSideWinder氏にも言ったと思う。
それに加えて、以前、よかにせ氏が「○○年までにロシアはマルチロールファイターを開発する」とのご投稿を頂いた事があるけど、
アチラ的常識を知るワシとしては、「それはロシア的な「予定」だから、何時開発が完了するかは不明」と返信した事がある♪

＞まあ俺は前者と言う事で。

それをテーマに何とか明日までに今年起こった出来事を総括した記事を編集して掲載しようと思う。

＞ブレジネフは近年、良い意味でも悪い意味でも黄金時代を築いたって事で評価されてる

でも、彼が原因で少し前に、それはそれは惨めな体験をした事を知るロシア人も少なかったりする。

＞核戦力による均衡が働いていた世界に戻ってくれれば嬉しいのだがね。

東側と西側で経済的な結びつきが希薄だった頃とは状況が違うだけにねぇ････
核戦力による均衡だけでも安全とは言い切れない時代になったように感じる。
それでも核保有国は、直接的な国家間紛争に巻き込まれないけどね。

＞海外派遣とか言ってたから前２つじゃないの？

慈善事業にせよ、国連を守るにせよ、いずれにせよ馬鹿げた論理という事には違いない。（Ｗｗｗｗｗ
SideWinder 07/01/03(Wed) 18:06: ＞まあ、ロシア人の言う「予定」だから「未定」と言い換える事ができる。（ｗ
まあ４０隻起工しとけば２０隻ぐらい完成するだろうとか言う奴らだからなぁ・・・

＞でも、彼が原因で少し前に、それはそれは惨めな体験をした事を知るロシア人も少なかったりする。
まあそれも含めて黄金時代って事でしょ、多分。

＞核戦力による均衡だけでも安全とは言い切れない時代になったように感じる。
鉄のカーテンに得体の知れない国がある・・・って緊迫感が既に無いからな。
まあ俺は末期の末期で既にカーテンなんか無かった時代の人間だが。
ЧАЙКА 07/01/03(Wed) 22:31: ＞まあ４０隻起工しとけば２０隻ぐらい完成するだろうとか言う奴らだからなぁ・・・

そんな彼らだが、対外政策に関しては常に一貫性を持って行動している。
例えば、北方領土問題では、彼らは一貫して日ソ共同宣言を基にして解決を促している。
日本政府は領土問題について１９５６年に「２島返せ！」と言ってソ連が返すと言ったら、
今度は「４島返せ！」そして麻生外相は「３島返せ！」とか「３．５島返せ！」とコロコロ態度を変えてきた。
常識的に見てプーチン大統領が失望して信用しないのは当然の事。

＞まあそれも含めて黄金時代って事でしょ、多分。

一般的にロシアではブレジネフの時代は「停滞の時代」と言われている。
多くのロシア人が惨めな経験をしたのは、その後のゴルバチョフの時代だったから
ゴルバチョフの評判が悪いわけで根本的な原因は、実はブレジネフだったりする。

＞俺は末期の末期で既にカーテンなんか無かった時代の人間

ワシが子供だった頃は、毎週日曜のＴＶ番組でソ連の脅威についての政治談議番組があったっけ。
ブレジネフが死んだ時はニュース速報が流れた。

料理ネタ ≪
06/12/23(Sat) 22:01

≫ 時事日記
06/12/28(Thu) 1:17

≪2006≫
1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12

thebbs.jp