岡山放送局

2008年12月2日 10時30分更新

津田さんの通夜 しめやかに


インド西部のムンバイで起きた同時テロ事件で、武装グループに銃撃されて死亡した真庭市出身の津田尚志さんの通夜が千葉県市川市で営まれ親族や会社の同僚が突然の死を悼みました。

三井丸紅液化ガスの社員で真庭市出身の津田尚志さん(38)は、出張で訪れたムンバイのホテルで武装グループに銃撃され死亡しました。

津田さんの通夜は、1日午後6時から千葉県市川市の寺で営まれ、親族や知人、会社の同僚などが次々に訪れて黒いスーツ姿の津田さんの遺影を前に突然の死を悼みました。
通夜には、当時、一緒にいて銃撃された同僚の結束達也さん(44)も参列しました。

訪れた三井丸紅液化ガスの玉置肇副社長は、津田さんは優秀な社員で会社を背負って立ってくれる好青年でした。家族思いで、友人や取引先からも慕われていただけに非常に残念で、強い怒りを覚えます」と話していました。

また津田さんの親友の松本剛毅さん(36)は「信じられず、掛ける言葉も浮かびません。津田さんとは家も近く、子どもや将来のことを語り合ったのを覚えています。残念でならず、けっしてテロを許すことはできません」と涙をこらえながら話していました。