岡山放送局

2008年12月2日 10時30分更新

次男の指切断容疑 父親逮捕


児童養護施設に預けられ、一時帰宅していた岡山市の幼児が、足の指を切断する大けがをしていたことがわかり、警察は39歳の父親が刃物で切ったとしてこの父親を傷害の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、岡山市当新田の無職、長石学容疑者(39)です。

警察の調べによりますと長石容疑者は去年9月、自宅で、4歳だった次男の左足の小指を刃物で切って切断し大けがをさせた疑いが持たれています。

この男の子は、家庭の事情で児童養護施設に預けられていましたが、両親が一時的に連れ帰っていたということです。

警察は、去年11月、養護施設から連絡を受けた県の児童相談所が「男の子が足の指に大けがをし、父親による虐待の疑いがある」と告発したのを受けて捜査していたもので、容疑が固まったとして、1日長石容疑者を傷害の疑いで逮捕しました。

調べに対して、長石容疑者は「身に覚えがない」などと容疑を否認しているということです。

男の子の足の指は病院の手当てでほぼ元どおりに治っていますが、上半身には複数のやけどのあとが残っているということで、警察は、以前から父親の虐待を受けていたのではないかとみて、さらに詳しく調べています。