飯島 勲|知らないと危ない!これが「冠婚葬祭」の落とし穴だ
「リーダーの掟」
ビジネスマンの中には日常の業務に追われ、パーティや冠婚葬祭の仕切りを苦手に思っている人も多いのではないでしょうか。
小山唯史=構成 浜村多恵=撮影
■天皇陛下から香典袋。あわてず完璧に対処
一流企業ともなれば、社葬も完璧でなくてはなりません。葬儀を見れば、その会社の質がわかる……財界人など企業経営者の通夜・告別式に出席することの少なくない私は、常々そう思っています。葬儀、とりわけ社葬には一般には知られていないノウハウが存在しているのです。
会社の創業者や、一部上場企業の社長、会長、元社長といった人物の葬儀ともなれば、当然、都内なら青山斎場や増上寺など大きな会場を押さえる必要が出てきます。また、故人が叙勲対象者であれば、それに関する手続きも加わります。そういった諸々の必要事項を処理して、問題なく葬儀を迎えるためにも十分な期間が必要です。社葬や業界葬の場合、日取りの設定で望ましいのは、亡くなってから最低一カ月ぐらい先になります。
叙勲については、生存中に叙勲されているケースもありますが、死亡叙勲ということもあり、そうなるといっそう大変です。この場合、亡くなった日から天皇陛下の「決裁」まで、叙勲手続きを30日以内に処理しなければなりません。功績調書や本人経歴書を作成して叙勲にこぎつけるわけです。敬愛する創業者が亡くなっても、担当者は悲しむ暇もなく、心を鬼にして事務処理に邁進しなければなりません。
勲一等ともなると、葬儀には天皇・皇后両陛下の生花が届き、勅使によって香典が届けられます。普通の香典袋は上のほうに「ご霊前」の文字があり、自分の名前は下のほうに書きますが、天皇家の香典袋は上のほうに「天皇陛下」と書いてあります。
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