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2008-12-01

緊急避妊法について

妊娠検査薬から中絶の方法までしらべ、次の生理までは特にできることがないとのこと。

妊娠に対する男と女の感覚(ウチの場合)

オーイ!!!

増田に言及とはわたしも随分はてなった(※造語)ものですが、しかしこれはみのもんたらざるを(※造語)得ない。愛すべき女性たちよ、あなたたちは自分の身を守るためにも、下ネタとか穢れてるとか敬遠せずに、しっかり自分の体の仕組みについて学ぶべきです! 今日は、保健体育の成績で大学に入った(※嘘)yuripopが、ちょっと緊急避妊法について解説します。

なお、ご不快になる場合もあるかと存じますので、以下の3点には予め注意してくださいね!

  • 特定のパートナーがいる人向け
  • 一部大変下品な表現が含まれる可能性があります
  • 申し訳ありませんが、語られるべきマイノリティ層に関しては、今回に限り考慮外とさせて頂きます

では、心の準備ができた人は、続きを読んでみましょう! 言っとくけど、めっちゃ長い!

基本方針−他人任せにしない!!

生殖とか避妊とかは多くの場合、男女のつがいによる行為だと思います。だから、どっちかの性が100%責任を取らなきゃいけないようなことは、まずないと思う。それに、どっちもちゃんと気を遣うほうが気楽だし、確認作業なんかは多人数でやったほうが確実だから、つがいできちんと協力し合うのが望ましいんじゃないでしょうか。

つがいで協力! どっちかに押し付けたりしない! yuripopの基本方針はこれに尽きます。

女性の役割のほうが、ちょっとしんどいです!

しかしながら、女性という性は、新たな生命体を孕むことが可能と言われています。なんて大雑把な! と思うのですが、多くの場合確かにその通りで、新たな生命体というのはどういうわけか女性にしか宿りません。二次元だと例外的に妊娠したマライヒという美少年がいますけど、本人も「神様の気まぐれだよ」と言ってましたから、当てにはなりません。

で、女性が孕むのは、女性の体のつくりがそのようになっているからです。新たな生命体のみなもとである卵子が定期的に製造され、新たな生命体を育む子宮があり、およそ外界に出しても大丈夫なくらい育った彼らを送り出すための産道がある。あ、個人的意見ですが、こういう話をしただけで精神的にオエっとなる人は、ちょっと悲しいですね。人間なんてみんな一枚皮を剥いだら○○だぞ!

対する男性は、卵子と合体して受精卵という新たな生命体を生み出すための精子を製造しており、それを放出するのに適しためずらかな棒をお持ちです。気楽そうで大変羨ましい性ですね!

新たな生命体を育み、外界へ送り出すつくりになっているのは、女性という性です。男性は、めずらかな棒を使い終わったら、あとは取り立ててすることがありません。次の戦闘に備えて、強そうな武器でもこしらえていればいいのです。

つまり、女性の役割のほうが、ちょっと重たい気がしますね。基本方針としては、どっちも平等に気を遣うべき、と書きましたが、女性の役割はちょっと大変、これは一応留意すべき点であると思われます。

ですから、以降の文中では、ちょっぴり、いやかなり、女性の味方をして書こうと思います。

大変なことをする余裕と覚悟が一応あるなら

案外楽しくて横道にそれまくってる幼稚園児的な下ネタに食いつきやすいyuripopですが、本来まじめでおしとやかな人間ですから、誤解めさるな。

女性は大変なことをする余裕や覚悟があるなら、自分の判断で、いつでも新たな生命体を世に送り出していいと私は思っています。余裕とは、経済的・時間的なもののことですね。覚悟とは、まあ具体的にどうってことではなく、新たな生命体を守り慈しみ法律の範囲内で教育するぞーという意気込みです。勢いとかも大事だと思います。

これは本当に価値観によるものですから、ちゃんとしたつがいでないと無理とか、つがいに愛されてないと嫌とか、単純に怖いとか、いろいろあると思いますが、yuripopは上記のように考えています。

逆に、大変なことをする余裕と覚悟が足りないと思ったら

そういう諸々のことは困ると思ったなら、新たな生命体を宿さないように工夫しましょう。科学とエロい有難い先人たちの研究成果により、新たな生命体を宿さない方法というのは、かなり細かく考えられています。

で、そういう諸々のしんどいことをちょっと多めに体感するのはやはり女性ですから、女性のほうがこういうことはたくさん勉強しておいてもいいと思います!

なんか、そういうこと知ってたら、エロい・下品と思われるとから嫌だとかは、この際忘れましょう。だいたいにしてエロくて下品なのは、めずらかな棒を駆使してたんぽぽの綿毛みたいなやつをばら撒きまくっている人たちです。あれはそのための性だから、それでいいんですよ。だから、ああいうのに比べればマシだと思うとか、yuripopに比べればマシだと思うとかして、迷いは振り払っていくといいと思います。

避妊法のお勉強

基本は省略

はてな取締役の方を思わせるあだ名がついたりもする(※限りなくブルーに近いブラックジョーク)夜のお帽子ですとかは、成人のみなさんはもう知っていると思うので省略します。あ、ただし、そのお帽子は、必ずしも男性が自分でつけなくてもいいですし、確認作業は多人数のほうが確実というのを今一度思い出して、じっくり確認するとよいですね。

なお、そんな程度のことで雰囲気が壊れる場合は、本来生殖を始めようとする男女のつがいが持っているべき落ち着きというのが、足りないように思われます。矛盾しますが、そんな程度のことで雰囲気が壊れるようなら、より一層確認作業を徹底し、これ以上ないほどその雰囲気とやらをぶち壊しまくってください。自分の体を守ることは、最終的にパートナーとの関係性を守ることに繋がりますよ、多分

あるいは、この程度でプライド等を損なう棒には、引っかからないようにね。

夜のお帽子は、破損しやすい

やっと本題です。

夜のお帽子は、めずらかな棒の鮮度を保つために、ものすごく薄く作られているものが多いです。エロい有難い先人たちの努力の賜物と言えますが、あの、それ一体どうやって性能試験してるんですか、もし想像通りだったら超尊敬します。

そんな薄作りで、かつピッチピチなものは、ギャルエロコメお約束的に破損しやすい。ギャルエロコメだったら、薄くてピッチピチの衣服が破損したところで、小中学生がウキウキするくらいですみます。しかし、リアルエロコメだったら、そうはいきません。エマージェンシーです。

使徒侵入!!!

しょうもない言い回しで遊んでいる場合ではない。たんぽぽの綿毛みたいな貪欲なやつが、細胞分裂大好きなミクロの球体と合体してしまったら、超やばいです。余裕や覚悟がない場合、子宮内では、完全に地球規模の大混乱が起こっていますから、たとえアンビリカルケーブル(※理性)が切断されていたとしても気合いでエントリープラグ(※うまい棒)を射出しましょう。

あるいは、試合終了後に、判定ミスに気づくことがあるかもしれません。言うまでもないことですが、試合終了後のお帽子確認も重要ですよ。試合に夢中になっているあまり、審判や観客の声(※脳のサイン)が聞こえないなんてことはよくあります。恥じることはありません。生き物なんてのは、本能という何よりも強い電波からなかなか逃れられませんから、人類皆電波、油断せずにいこう!

さあ、万が一そんなことになっても、慌ててはいけませんよ。女性が取ることのできる対策がちゃんとあります。まず落ち着いて、パートナーを罵ったり実りのない話し合いに突入したり泣き喚いたりせず、できる限り迅速に行動しましょう。

できるだけ72時間以内にピルを服用する

ここからは時間との戦いです。制限時間内に産婦人科等でお薬を処方してもらいましょう。

72時間と書きましたが、早ければ早いほどいいです。「いい」というのは、緊急避妊が成功する確率が高まるということです。逆に、時間が経てば経つほど、マズイ。ですから、喧嘩とかビーチフラッグとかに興じるのは後にして、一刻も早く!

で、ピルというのは、女性の体の仕組みに、ちょっとした工作をするお薬です。ご存知の通り、避妊薬として有名ですね。この薬、なんと緊急避妊薬としても使えるのです。

モーニングアフターピル

まさに、事後のコーヒーならぬ事後のピル、通常のピルよりホルモンだのなんだのが調整されていて、緊急避妊用になっているお薬です。中容量ピル、薬名プリベン。

これをお医者さんの言う通り服用することにより、女性の体を、新たなる生命体を宿しにくい状態にすることができます。ありていに言うと、どこかに受精卵が出来上がっていたとしても、着床しにくいような状態に変化させるのです。さらに簡単に言うと、無理やり「安全日」のごとき状態にしてしまうわけですね。

なんか、たまに誤解されてるようですけど、一般に妊娠成立は着床の瞬間を指します。受精卵だけなら自分でも気づかないうちに出来てることもあります。

で、これを処方してもらいたいときは、素直に産婦人科等で、「緊急避妊薬がほしい」と伝えてください。昨今はメジャーになってきましたから、おそらく、それで伝わると思います。

ちなみにこの中容量ピル、値段がけっこう高い。2万円弱くらいするのが多いと思います。ただ、人工妊娠中絶を行うとか、一個の生命体を育て上げるとか考えた場合にかかる費用に比べたら、どうでしょう。

普通の低容量ピル

日本ではあんまりメジャーではないように思うのですが、ぱっと見チョコレートみたいな感じの低容量ピルも使えます。「NANA」の歌手のほうのナナがよく飲んでるやつですね。普通は一錠ずつ服用するのですが、緊急避妊する場合は多量を一気飲みします。それだけ。

低容量ピルは、産婦人科等で「ピルください」と言うだけで、たいていの場合処方してくれます。避妊に失敗したとか、個人的なことまで言わなくても大丈夫です。言ってもいいですけど、というか、言ったらそれなりにアドバイスしてくれるでしょうけど、まあ言わなくてもいいってことです。(※でも禁忌薬や持病についてはちゃんと伝えてね!)効果は先に挙げたピルとほぼ同じ、強制的に「安全日」になります。

間に合わないと思うし、相当裏技なので自己責任になりますけど、個人輸入もできるよ。その辺は、個々人の価値観と責任に基づいてという感じですね。

飲むときの注意点

副作用なんかは人によりますが、「なんか体がだるくなる」という人が多いように思います。ホルモンのバランスをごにょごにょするわけですから、いわゆる自律神経系の症状が出ることがままあります。生理痛のひどさが人それぞれなように、ピル副作用も本当に人それぞれです。ただ、ひどい場合には頭痛や強い吐き気が起こることも考えられますから、できるなら安静にしていましょう。こういうときこそ、棒の人に頼るべきかもしれないですね。

あ、服用間隔がすごく重要なので、これもきちんとお医者さんの言う通りにしましょう。

それから、増田屋さんでは堕胎のほうが楽とかいう意見もありましたが、ピル副作用のほうが明らかにマシではないでしょうか。体に余分な傷がつきませんし、着床前に対処する「避妊」なわけですから、中絶に伴うような罪悪感等も持たなくて大丈夫です。

なお、さらに勘違いしている方もいらっしゃるようですけど、「緊急避妊薬」は、着床後の受精卵を無理やり排出させる「中絶薬」とは別物だよ! 至って普通のピルです。

土日だったらどうするの?

社会人や学業に忙しいつがいですと、週末に挑む場合が多いかもしれません。たとえば「72時間以内ってそんな、産婦人科の診療時間外だわ!」ということもあるでしょう。大丈夫、なんとかなります。めげるな、くじけるな、淡々と任務を遂行するのだ!

まずは、「産婦人科」の中でも、「産科」に力を入れていて、かつ入院設備のある病院を探してみましょう。ネットで病院検索くらいはすぐできる時代で素晴らしいですね。

新たな生命体は土日関係なく祝福とともに生まれてきますから、入院設備のある産科ならば、休診日でも電話くらいは繋がることが多いです。休診日であれば医療事務の方ではなくおそらく看護師さんが電話口にいますから、事情を説明してください。

怒られても耐える!

ただし、この場合、ものすごくキツく怒られる可能性があることを、覚悟しておくこと。なぜかというと、産科というところは、命の誕生や、あるいは悲しい出来事を多く見つめている場所であり、場合によっては院内が非常に殺気立っている、そんなときにお前避妊とかアホか、みたいな感じになるからです。どんな深い事情があっても、病院側からすると我々は「避妊に失敗したはた迷惑なサルども」に見えてしまう場合があるのです。

そしたらめっちゃ怒られる、怒られるけど、怒られるだけだから、耐える!!

このとき溜まったストレスは、存分にパートナーや皿などにぶつけていいですから、耐えてお薬をもらいましょう。友人の話だと、病院の玄関口で立ったまま問診されて投げ捨てるように薬剤を渡され、お金はひったくるようにして取られたということです。ものすごい悪意ですね。ただまあ、産科の看護師からすれば命を弄んでいるようで気分が悪いのでしょう、仕方がないことです。

また、最終手段として、内科でも泌尿器科でもいい、総合病院でもいい、救急外来を受け付けているところに片っ端から電話して、緊急避妊用の処方ができるかどうか確認してください。多くはないですが、対応してくれる医師もたまーにいると思われます。

もうね、ほんとにくどいと思うけど、何の対処もせず不安になっているよりは、足掻いたほうがいい。失敗で生まれたとか、そんなんは新たな生命体にしても傷ついてしまいますよ。お金やらプライドやら、後回しです。

あとは次回の満月を待つだけ

お薬を飲んで対処したら、これも体質によりますが、完全に体が安全日の状態になり、すなわち栄養分たっぷりの壁が少々はがれ、出血が見られることがあります。たいへん生々しいですね! でも、もし出血があったら、緊急避妊はおおよそ成功です。怒ったり反省したりしつつ、次の試合に備えましょう。

また、まったく出血しない場合でも、次回の大量出血が無事あれば、もちろん成功です。受精卵は着床しなかったということです。万が一受精していたとしても、新たなる生命の様相を呈する前に排出されます。めっちゃ痛いとか、苦しいとかはないよ。

ただ、万が一、待てど暮らせど月が満ちない場合は、緊急避妊ですら失敗してしまったということです。100%ということは、やはりありえないですし、覚悟を決めて、早めに産婦人科を受診しましょう。初期であれば悲しいですが中絶薬(※抗がん剤だったりする)を使うこともできます、掻き出すよりは負担が少ない。

とはいえ!

ここ重要!

だらだら書いたけど、緊急避妊は所詮「緊急」手段、まだ足掻けるぞ、というだけなので、やはり、責任をもって、男女のつがいは仲良くしていくべきだと私は思いますね。

舞台裏

エマージェンシーなことが起こったとき、棒とかはショックのあまり折れてこれがほんとの折れ折れ詐欺、とか冗談のひとつも出てくるような肝の据わった男性は、このご時世、まあなかなかいないでしょう。かつて戦いに身を投じる性だったものたちですから、過剰な落ち着きや導きを求めるのも酷と言えます。yuripopなどは、何かが一回転して男子=癒しだと心得ていますね。

ですから、子孫を守り育んできた女性という性を持つ我々が、落ち着き、やさしさなどを持ち、精神的に棒が倒れないようにですね、支えてあげることも大事かと思います。また、男子はそんな程度のことで増長したりせず、思いやりの心と想像力を持って女子をかわいがってあげてほしいなと思いますね。

そんなわけで、増田さんはもう手遅れなのかもしれませんが、今後こういったことで増田らないように、まだ若く恥じらいもたっぷりなyuripopが、恥ずかしさにむせび泣きながらもこのエントリーを書き上げました。お礼などはいいですから、種の保存と進化と繁栄のためにみなさん、法律と常識の範囲内で仲良くしていきましょう!! エロスオブ人類!!

(※娘がこんなん書いてたら、親が多分泣く!! パパごめん!!

参考になりそうなサイト

ほか、ググればたくさん出てきます。情報が多様すぎてかなりのリテラシーが求められると思いますが、ここで鍛えて勉強しておけばきっと安心です!

y_arimy_arim 2008/12/01 23:52 万が一にも特定のパートナーを獲得したときの心構えとして読ませていただきました。ありがとうございます。無駄にせぬよう精進しようと思います。

なまえなまえ 2008/12/02 08:13 これでいろんな人といっぱいセックスできるね

ゲスト


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