はじめまして。ワイズノットの嵐です。これから5回の連載を通じて、みなさんと一緒に「失敗の法則」を考えてゆきたいと思います。
ここ最近、「成功するための法則」や「いかにして成功するか」などの本が書店を賑わしていますが、それを見るたびに私は不景気だなぁと実感してしまいます。不景気になると物を売ることが大変になるので、いかにして売るのか、勝つのかなど「成功」ものが流行ります。今回の依頼を受けたコラムも「プロ」というテーマが主題ですが、そもそも成功とは何か、プロとは何かは、それをとらえる人それぞれに程度の差があります。ビルゲイツは誰もが見ても成功者、経営のプロだと思うのですが、本人はどうとらえているのでしょうか。成功したと思っていないかもしれません。成功という度合いは本人や周りの人が決めることであって、成功かどうかの見極めは難しいのかもしれません。このように程度の差はどうあれ、何かと比較して「成功」と「失敗」、「プロ」と「アマチュア」など言葉を定義しています。そしてある時点においてその評価をしています。その比較される標準である「何か」とは何でしょうか。
比較対象になるものを言い換えると、それを「やるか」「やらないか」の違いです。成功もしくは失敗するためには、「何か」を始めないとそこには到達出来ません。その「何か」を決めるのが大事なのではないでしょうか。そしてそれを決めるのは自分自身なのです。その決めた行為があなたにとっての「標準」なのです。
あなた自身の成功と失敗の時点は、その「標準」を決める行為がいつなのかで決まります。早いか遅いかが成功と失敗の分かれ目になります。決めなければ、知らず知らずに失敗に近づいています。それはなぜか。成功までの道のりが遠くなるからです。そう、決断は早いほうが良いのです。決断をして、その成功のための準備を進めることで失敗のリスクがヘッジ出来るのです。子供のころの夏休みの宿題、休みが終わる直前で慌てていませんでしたか。
以上をまとめると |