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「栗おやじ」ひそかな人気
2008年11月19日
岩手・宮城内陸地震の被災者を応援するゆるキャラ「栗おやじ」がひそかな人気を集めている。栗原市耕英地区の出身者がデザインし、11月からエコバッグとして発売を始めた。売り上げは復興資金に充てられる。
「地震の記憶を風化させず、復興に向けて一生懸命生きる住民の存在を知ってもらいたい」
栗おやじをデザインした金沢大輔さん(31)は語る。耕英の金沢大樹区長の長男で、現在東京で会社勤めをしている。震災の状況をテレビなどを通じて見て、遠方から何か支援ができないかと考えた。
まず取りかかったのはインターネットのブログ(http://kurioyaji.da−te.jp)の開設。栗駒山の「栗おやじ」や特産品の「いわなくん」「いちごちゃん」が、被災時の様子をアニメーションで紹介している。
エコバッグも作り、11月に県内で行われた復興市に出品したところ1時間で10枚が売れたという。父親の大樹さんは「栗おやじってオレのこと?」と笑いながら、「多くの人に耕英の現状を伝えるきっかけとなるのでは」と期待を寄せる。
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