ペルシャ湾岸に鉄道構想 総延長2千キロ、6カ国結ぶ【カイロ29日共同】オイルマネーで潤うペルシャ湾岸で、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)など6カ国を結ぶ鉄道建設の構想が進んでいる。総延長は1940キロ、総工費140億ドル(約1兆3000億円)以上という壮大な計画で、2016年の運行開始を目指す。 湾岸協力会議(GCC)が進める統一通貨の導入や、関税同盟結成などを通じた統合地域経済圏の創設を交通・物流面で支えることになりそうだ。 6カ国はGCCを構成するサウジ、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、UAE。 オマーンからの報道によると、北のクウェートから南のオマーンまでを結ぶ鉄道を敷設し、最高時速200キロで走るディーゼル車両を運行する計画。 6カ国が鉄道事業の合弁会社を設立し、自国内の建設費に応じて出資する方向で検討中だ。 構想はオマーンの首都マスカットで最近開かれたGCC閣僚会合で検討され、12月のGCC首脳会議でも協議される予定。
【共同通信】
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