音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン
音楽情報サイト:HOT EXPRESSニュースインタビューライブレポート
レビューチャートメールマガジンスペシャルページ
SEARCH
アーティスト検索

−「hotexpress」初登場!ということで、少年ナイフの歴史を簡単に振り返らせて下さい。今から22年前の1981年、少年ナイフというバンドを結成することになったキッカケを教えてもらえますか?

山野直子(以下N):単純にアメリカやイギリスの音楽が好きで、そういった音楽をバンドでやりたいと思ったから。バズコックスとか、ラモーンズとか、そういった感じのバンドをやりたいと思って、メンバーを集めた感じです。

−デビューから数年の間でアメリカのロックファンから注目を浴び始めますが、アメリカでウケた要素って何だったんでしょう?

N:珍しかったんでしょうね。アメリカ人から見たら外国人だし、しかも女性三人組。他に同じようなバンドがなかったし、誰かの真似をしていたわけではないし、それでわりとシンプルでポップ。そういう部分が引っ掛かったんじゃないですかね。ユニークな印象もあったでしょうし。

−89年に初めてアメリカでライヴを行いましたが、最初は正直ビビったんじゃないですか?

N:初めての時は、ビビるっていうよりは興奮状態でした。しかも、それまで日本でライヴをやっている時のお客さんは、ニコニコ観ながら手を叩くぐらいだったのに、アメリカに行ったら、オールスタンディングで、今までにないぐらいお客さんがたくさん来たんで。それまでは120人ぐらいの客数だったのに、500人ぐらい来てて、あんまりにもお客さんが多いんで興奮して、ステージでジャンプばっかりしてました。

−全部英語詞にして披露したんですか?

N:その頃は、日本語の曲は日本語で、英語の曲は英語で歌ってたんですけど、英語の歌詞の文法は今思えば間違ってました(笑)。後々、全部英語にして、MCも英語にしていきました。

−そもそもアメリカでライヴを行うキッカケって何だったの?

N:少年ナイフが日本のマイナーレーベルからアルバムを出していて、そのアルバムをアメリカの“ K-Records ”っていうレーベルの人が日本に旅行に来た際に、偶然買っていったんですよ。“K-Records”は、オリンピアにあって、 最近ではべックの作品なんかもリリースしているレーベルだったりするんですけど、そこから「面白いと思ったから自分のレーベルから作品を出しませんか?」って、お手紙が来て。その頃はFAXもメールもないので、やり取りが大変だったんですけど、そこで作品をリリースすることになって。そしたら、そのリリース後に、また別のレコードレーベルに呼んでもらって、それでアメリカでライヴをすることになったんです。

−その後、91年にはニルヴァーナと共にツアーを行いましたが、彼らと一緒に回るキッカケは何だったんですか?

N:ニルヴァーナはブレイクしている途中のスゴイ状態の時期で、そういうバンドって前座のバンドを探しますよね。それで、ニルヴァーナから「少年ナイフが好きだから一緒にやりたい」ってオファーが来て、一緒にやることになったんですよ。

−ニルヴァーナと一緒にツアーを回ったバンドとして、少年ナイフを注目し始めたロックファンは多かったと思うんですが、本人達にとっても、この出逢いっていうのは大きかったですか?

N:大きいですけど、ライヴを一緒に回ることに関しては、当時はニルヴァーナを知らなかったし、ラモーンズとかだったら、「神様!」って感じだけど、そんなに感動とか驚きはなかったです。ただ、一緒に回り始めたら「スゴイな」って思いました。毎日ステージの袖で彼らのライヴを観てたんですけど、迫力もあるし、プロモーションとかですごい疲れてても全力でライヴをやってたし、カート・コバーンっていう人は瞳が青く透き通ってて、すごいカリスマ性があるから、 「すごい!この人!」みたいな。

 1981年に“少年ナイフ”を結成した山野直子・敦子姉妹は、その22年間の音楽活動の中でただの一度もバンドを辞めることを考えたことがないらしい。正直驚いたが、そんな話を聞いた後に彼女たちの最新作「Candy Rock」を聴き直してみると、納得できた。彼女たちがアメリカで注目を浴び続けていることも、ニルヴァーナをはじめとしたワールドワイドの大物バンドが“少年ナイフ”を好きなことも、今もなお多くのロックファンやロックバンドに支持されていることも、ぜーんぶ納得できた。それは、理屈や理論で物事を見定める大人の頭では分からないかもしれない・・・何はともあれ、「hotexpress」少年ナイフ初登場!ということで、全国のロック少年達&ロック少年の心を持ったままのロック大人達にこのインタビュー記事を捧げることにしよう!

対談

少年ナイフ:山野直子
×
hotexpress 編集部:Tetsuo Hiraga

11th ALBUM
「Candy Rock」

01.マスコミュニケーション ブレイクダウン
02.Messy Room
03.ワンダーランド
04.セイウチ
05.バーチャルリアリティー
06.クロスワード
07.なぞ
08.モンキーブランド ウーロンティー

2003.5.22 in STORES
WINN-82129
\1,800(tax.in)

(C) WARNER INDIES NETWORK
http://www.shonenknife.net/

このCDを購入、
または過去の作品を知りたい方は
こちらまで

少年ナイフ

後から思えば、すごい良いことだったなって思います。あと、カートから「シークレットギグで少年ナイフの「ツイスト・バービー」をやりたいからギターのコードを教えて。」って頼まれて教えたり、私らが外国での長期のツアーをするのが初めてで、ドラムのセッティングとかも慣れてなくてステージでガタガタやっていたら、デイヴが手伝ったりしてくれたり、みんな気さくで親切な人でした。

−その後、92年にようやく日本でメジャーデビューを果たしましたが、それまではメジャーに対して抵抗があったんですか?

N:いや、早くメジャーに行きたかった(笑)。どうやってアプローチしていいのか分かんなかっただけで。

−それから10年近くメジャーレーベルで活動した後に、“BURNING FARM”という自身達のレーベルを設立しましたが、これはどういった経緯で?

N:日本の音楽状況として、バンド系でメジャーから出ている人が少なくて、一般の人もバンドの音楽を聴く風潮になってないから、そういう人達に「面白いバンドがこんなにいるよ!」って紹介したかったんですね。それで、少年ナイフ主催のライヴイベント『WONDER WORLD』を日本各地でやってるんですけど、その土地その土地で活動をしているアマチュアバンドからデモテープを募って、イベントの趣旨に合う人を探したりして。あと、最近初めて“アーデル”っていうバンドのCDを出したり。

−レーベル立ち上げの年は、少年ナイフが二人組になった年でもありましたが、二人だけでやっていく部分で不安要素はありましたか?

N:レコーディングに関してはなかったんですよ、私もベースが出来るし、敦子もベースを練習したし。だけど、ライヴをどうしようかな?って。ドラマーだった敦子がベーシストに変わるって風にして、ドラムは知っているバンドで活動している人から探したりして・・・数年前にようやく、とってもパワフルなドラムを叩くマナさんが見つかって、今一緒にライヴをやっています。

−そして、2001年には、7月12日をナイフの日に制定しましたが、どうして自分たちの日を作ろうと思ったんですか?

N:「712」っていうアルバムを91年に出しているんですけど、「712」って数字は私たちのだって勝手に思ってて。その何年か前に展覧会などのイベントをしている人が、7月12日にナイフの展覧会をしたいって連絡があったりもして、その時はこっちが忙しくて用意が出来なくて、実現はしなかったんですけど、そういう風に言われてから7月12日ってナイフだなって思って。21世紀になるし、今世紀から制定したら調度良いなって思って決めました。

−これまで色んな経験をしながら、20年以上も少年ナイフとして走り続けられた要因って何だと思いますか?

N:要因は、音楽が好きだからってこと。聴くのも好きだし、自分で曲を作ったり演奏したりするのが好きだから。

−これだけ長い間活動して、辞めようって思うことはなかったの?

N:ないです。何人か知らない人が集まってバンドとかやってると、ちょっと喧嘩になったら「解散だー」ってなるけど、私たちは姉妹だし。そういう話にはならない。

−今年、5月22日に「Candy Rock」がリリースされますが、今年もこのアルバムを引っ提げてツアーを回ったり、積極的に活動していく感じですか?

N:そうですね。6月にNHK-FMの「ライヴビート」っていうライヴ録音の番組があって、7月はナイフの日を中心に、札幌から福岡までライヴをして、その後、夏は色々イベントに出られればって感じで。

アメリカの方からも来て欲しいってことなんで、時期が合えば行きたいなって感じ。あとは、8月にまたレコーディングが出来れば。

−もう次の作品を?

N:そうですね。出来れば秋ぐらいには何かを出したい。

−今回の「Candy Rock」は、いつ頃から制作していたんですか?

N:3月から4月に差し掛かる3週間のレコーディング期間で、月から金の5日間をレコーディングの日にして、トータル15日。

−毎回、短期間集中型のレコーディングなんですか?

N:前作の「Heavy Songs」は、4週間か5週間ぐらいかかってましたけどね。今作は8曲で、曲数が若干少ないし、お値段もリーズナブルで、みんなが手軽に手に取りやすいようにって思って作りましたから。あと、レコーディングは慣れているので、前もって曲をキッチリ作っておいてスタジオに入って練習、レコーディングに入ったら、何度も取り直したりしなくてもパッと録れるんで。

−作詞作曲も、勢いを大事にして、スピードを持って行ってるの?

N:曲のネタは日常生活で気付いたことをメモしておいて、曲を作らないといけない段階でそれを膨らませて形にしたり。あとはフレーズだけでもちょっとメモしておいて、それをまた膨らませたり。その作業は家のパソコンに音楽制作ソフトが入っているんで、キーボードで作って、そのオケが出来たのに歌を足して、デモテープにして、バンドで聴いて、練習する。それがいつもの流れですね。

−今作は、ギター、ベース、ドラムといった、生音でレコーディングを行っていますよね?

N:前二作が打ち込みとかキーボードを入れていたから、今作はちょっと違うものにしたかったのと、日本のシーンに今一番合うものとか、出したいものってやっぱり基本的なロックじゃないかなって思って、そういった形にしました。

−“少年ナイフ”は作詞・作曲・レコーディング、その全てを本能のままガンガン作っていくバンドっていうイメージだったんですけど、実際はどうなんですか?

N:初期は本能のまま作って、同じようなフレーズを何回も繋げたりとか、一番と三番の歌詞が同じだったりしてましたけど、この頃は歌詞も一番、二番、三番、四番、全部違って、さらに三番までいくとストーリー性が出るとか、ここにブリッチパートを入れたいとか、ここでちょっと転調を入れようとか、歌のキーとそのテンポを合わせたりするのはどのくらいが良いかとか、その辺はかなり緻密に考えてますね。昔は曲を作ってて、自分の声のキーより低いキーで作ってしまってたりとか、家で作ると囁いて歌って作るんで、どうしてもキーが低くなってしまったりしたんですが、今はそういうのはないですね。

−少年ナイフは、詞と曲はどっちを先に挙げることが多いの?

N:最近は曲が多いけど、昔は歌詞から作ってた。私は歌詞を書くのが一番難しくて悩むんです。メロディーはいくらでも浮かぶんですけど、歌詞がスゴイ難しくて、難しいとやっぱり後回しになって、メロディーだけ先に録音が済んでて、明日歌を入れなくちゃならないのに、歌詞が出来てない!ってすごく苦しんだり。それで苦しんだ末に、ポッと出来たりして。誰かすごい良い歌詞を書いてくれる人がいたらなーって、思う(笑)。

−それでは、今作「Candy Rock」の収録曲に触れていきたいんですけど、まず一曲目「マスコミュニケーション ブレイクダウン」。この曲は、マスコミに踊らされて自分を失うな的なメッセージソングだと受けとめたんですが、実際のところはどうなの?

N:正にその通りです。自分も、テレビや新聞の刺激で、怖いニュースを見て気分が悪くなったりするし、くだらないバラエティー番組を例え三分でも見てしまったら、こんなアホなの見てしまった!って時間を無駄にしてしまったと思ったりするんですけど、そういう刺激を全部取り払って、自分は実際何がやりたいのか!?って考えられたら良いなって思って。みんなもそうしたら楽しいよって。

−二曲目の「Messy Room」。このMessy Room(メッシー・ルーム)とはどういう意味なんですか?

N:“ Messy”というのは、散らかっているという意味で、自分の家の部屋が散らかってて、物がありすぎて嫌だから片づけたい!ってだけの意味。

−実際に自分の部屋が散らかってて、曲にしちゃった感じなの?

N:物が溢れてて。バンドをずっとやってるから、バンド関係の物とか、雑誌の記事とか、自分達が出ていたビデオとか、作ったカセットとか、色んな人から送ってもらった手紙とか、デモテープとか、もう山のようにあって、捨てるに捨てられなくて。それをなんとかしたい!っていう歌。単にそれだけなの(笑)。

−身近にあるものをテーマにするケースが多かったりするんですか?

N:多いです。曖昧な自己完結的な歌詞が良くあるけど、そんなのは私はあんまり好きじゃないので。もうちょっと意味が分かって楽しいとか、ちょっと皮肉が交ざってたりとか、裏の意味があるような歌詞が好き。

−続いて三曲目「ワンダーランド 」ですが、西部劇の雰囲気が出てますね。

N:そう。ニール・ヤング調というか。自分達がバスに乗ってアメリカをツアーした時のことを思い出しながら書いた。

−この曲は最初から西部劇っぽい雰囲気の曲を作ろうって感じだったの?

N:最初はこの曲も歌詞が浮かばなくて、明日録らなくちゃいけないっていう時に、やっと浮かんだ詞なんですけど、曲がAパートとBパートがあって、Bパートだけ別の曲として作りかけてて、「プロテニスプレーヤーになりたい」っていう歌詞にしていたんですけど、そういう歌詞にすると広がりがないので、その歌詞をボツにして、別に作ってたAパートとBパートを引っ付けて、新しい歌詞を作ったんです。

−ちょっとしたストーリーを感じる曲ですよね。続いては、“深いな”って思ったんですけど、「セイウチ」。この曲にはどんな想いを込めて作ったんですか?

N:セイウチっていう動物にちょっと思い入れがあって、ザ・ビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」とか子供の頃によく聴いてたんですよ。セイウチって英語でウォルラスっていうのか・・・とか思いながら。あと、三重県に二見シーパラダイスっていうスポットがあって、アザラシとかセイウチが芸をするんです。そこのアザラシはアッカンベーとかして有名なんですけど、その前座としてセイウチが出てくるんです。それで、そんなセイウチが負けじと芸をしていて、「面白い、これは歌にしよう!」って思って。しかも、その一番大きなセイウチ君は、今年行ったらいなくって、多分死んだんだなって思って・・・そういう歌詞にしました。

−この曲には下怠げな男性のコーラスが入っていますが、誰の声なんですか?

N:それは、さっき話題になりましたが初めて少年ナイフがアメリカでアルバムを出した“K-Records”っていうレーベルを主宰しているカルビン・ジョンソンと、その仲間の声なんです。彼は洋楽ロックファンの中ではカリスマ的な人物なんですけど。

−今でもその頃からの付き合いが続いてたの?

N:いえ。その頃はお手紙のやり取りだけで会ったことはなくて、少年ナイフも別のレーベルから出しているうちに全然連絡がなくなってしまって。知り合って18年経って初めて会ったんですけど、彼らが大阪にライヴをするために来ていて、「少年ナイフはレコーディングをやっているから、スタジオに遊びに来て」って言ったら、来てくれて、来ただけかな?って思ってたら、「何か録音する物はない?やりたいから」って、歌をうたってギターを弾いてくれました。

−続いては、五曲目「バーチャルリアリティー」ですけど、これは実際にゲームにハマった体験談?

N:ゲームボーイにすごいハマって、中毒みたいになってて。目が悪くなるんですよね。動体視力を養おうと思ったら逆効果で(笑)、それで辞めたんですよ。つい一ヶ月ぐらい前の話なんですけど、また復活するかもしれません(笑)。

−ゲームボーイで何のゲームをしているんですか?

N:テニスゲームと「ドクターマリオ」とか、パズルゲームが好きなんです。ロールプレイングゲームとかは好きじゃないんで。

−そういうゲームにハマっている自分を思いながら、「詞にしよう!」って閃いたんですか?

N:そうです。自分のこともそうだけど、コンピューターで色々なゲームをして、自分で強くしたキャラクターをインターネットで売り買いしてるというニュースを見て、そういうのって異常だよなーっていう意見も歌にしたくて。

−続いて、敦子さんが手掛けた「クロスワード」という曲ですが、これも単純にクロスワードについて歌った曲なんですかね?

N:だと思います。新聞に週一でクロスワードパズルが載ってて、それをやってるみたいで。メッセージとしては、「いい加減諦めて次にいこう」って。そういうところが深い所かなって。

−なるほど!気になったところは、ラストの「たての18 よこの29」っていうフレーズが暗号的なものなのかな?って思ったんですけど。謎駆けではない?

N:ないと思います(笑)。

−続いて、7曲目の「なぞ」ですけど、この曲は自分自身、この詞にも出てくる“なぞ”を感じて書こうと思ったんですか?

N:「石油がなくならないのはどうしてかな?」って思ったのが最初で。「じゃあ、タイトルは“なぞ”だ」って思って、タイトルを先に決めてから作っていった感じですね。

−サビの部分を一度聴いたら、グルグル回って頭から離れないんですけど。ずっと謎めいている感じが出てますよね。そこの部分は狙ったの?

N:そう。わざとちょっとだけ変わったような感じにして、“なぞを解き明かせ”って言葉をハメてみた。

−ラストは、「モンキーブランド ウーロンティー」ですが、どういう時にこういったタイトルが思い浮かぶんですか(笑)?

N:(笑)。昔からコマーシャルソングみたいな感じの曲を作るのが好きで、以前作った「亀の子たわしのテーマ」って曲もそうなんですが、今回はウーロン茶なんです。自分の親が香港に旅行に行った時に、そのツアー中にガイドの人が、「このウーロン茶は山奥のお猿さんしかとれない所にある新芽だけを集めて出来てる」って言った そうなんですよ。そのウーロン茶の缶にお猿の絵が描いてあるんですけど、目が光ってるような感じで恐くて・・・。で、親はその話を信用して、「これ猿がとってきてん!」って。私はそんなのは信じるわけはないんで。でも、そういうのが本当にあったら面白いだろうなって思って、想像を働かせて作った曲です。

−以上、8曲が収録されたニューアルバム「Candy Rock」。このタイトル自体にはどんな意味は込めてるんですか?

N:ギター、ベース、ドラムで作ってあるアルバムなんで、ロック的な感じが出るタイトルが良いなって思って。それで色々考えてたんだけど、なかなか良いのがなくて。ある時敦子が「Candy Rock」って言ったから、それをいただきました。本当は、ロックキャンディーって氷砂糖のことを言おうと思ったら間違って「Candy Rock」って言ってしまったらしいんですけど(笑)。

−なるほど(笑)。それでは、最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

N:「Candy Rock」はすごい面白いから聴いて下さい。気軽 に聴いて欲しいし、ライヴも絶対退屈しないと思うんでぜひ来て下さい。

Interviewer&Photo:Tetsuo Hiraga



−ニューアルバム「Candy Rock」を引っ提げたツアーが予定されているようですが、どんな内容になりそうですか?

山野直子(以下N):「Candy Rock」の収録曲+今までの作品からなんですけど、ロックな感じでやりたいと思います。

−前回のツアーでは、ステージにキノコを沢山植えてましたけど、ああいうネタも考えてたりするんですか?

N:今から考えます(笑)。

−今までに数え切れない程のライヴ本数をこなしてますが、ライヴをやり続けて行く中で苦に感じたりした事ってないの?

N:日本でやるのは数が知れているけど、アメリカツアー30公演で、しかも6公演続けてやったり、移動で24時間ドライヴとかあったり、それをやってたらシンドイ!早く帰りたいって思う(笑)。

−ライヴをやる上で一番心懸けていることがあったら教えてください。

N:前はライヴをやってて後半に差し掛かると疲れてたけど、最近はテニスをやっているので、全然シンドクなくなって。だからライヴのためにテニスをもっと頑張ろうって思ってる(笑)。パワフルなライヴをするためにテニスを!

NHK-FMライブビート観覧希望受付中!!!!!!!!!!!!!!

<NHK-FMライブビート・少年ナイフ出演・観覧希望受付>
・収録場所:NHK渋谷放送センタースタジオ505
・放送時間:毎週水曜日 23:20〜24:20
・番組形態:リスナー招待による、スタジオ公開録音
・番組ナビゲーター 古閑 裕さん(KOGAレコード代表)
・番組HP:NHK-FMライブビート

● 応募方法
必ず往復ハガキに住所、氏名、職業、電話番号、6/5の少年ナイフ観覧希望と明記の上、番組の感想、今後出演して欲しいアーティストなどを書いて下記までお送りください。
〒150-8001 NHK-FMライブビート 6/5 少年ナイフ 係

===注意事項====
・収録日の一週間前 必着(5/29)です。
・先着順ではありませんが、応募多数の場合、抽選になります。
・一人(の名前で)一通の応募に限らせて頂きます。
※複数お送りいただいた場合は無効にさせていただきます!
・収録そのものは午後7時からスタートの予定です。

● 問い合わせ先:NHK(03-3465-1111)