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1981年に“少年ナイフ”を結成した山野直子・敦子姉妹は、その22年間の音楽活動の中でただの一度もバンドを辞めることを考えたことがないらしい。正直驚いたが、そんな話を聞いた後に彼女たちの最新作「Candy
Rock」を聴き直してみると、納得できた。彼女たちがアメリカで注目を浴び続けていることも、ニルヴァーナをはじめとしたワールドワイドの大物バンドが“少年ナイフ”を好きなことも、今もなお多くのロックファンやロックバンドに支持されていることも、ぜーんぶ納得できた。それは、理屈や理論で物事を見定める大人の頭では分からないかもしれない・・・何はともあれ、「hotexpress」少年ナイフ初登場!ということで、全国のロック少年達&ロック少年の心を持ったままのロック大人達にこのインタビュー記事を捧げることにしよう! × hotexpress 編集部:Tetsuo Hiraga 「Candy Rock」 01.マスコミュニケーション ブレイクダウン 02.Messy Room 03.ワンダーランド 04.セイウチ 05.バーチャルリアリティー 06.クロスワード 07.なぞ 08.モンキーブランド ウーロンティー 2003.5.22 in STORES WINN-82129 \1,800(tax.in) (C) WARNER INDIES NETWORK http://www.shonenknife.net/ ◇このCDを購入、 または過去の作品を知りたい方はこちらまで◇ |
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−続いて、敦子さんが手掛けた「クロスワード」という曲ですが、これも単純にクロスワードについて歌った曲なんですかね? N:だと思います。新聞に週一でクロスワードパズルが載ってて、それをやってるみたいで。メッセージとしては、「いい加減諦めて次にいこう」って。そういうところが深い所かなって。 −なるほど!気になったところは、ラストの「たての18 よこの29」っていうフレーズが暗号的なものなのかな?って思ったんですけど。謎駆けではない? N:ないと思います(笑)。 −続いて、7曲目の「なぞ」ですけど、この曲は自分自身、この詞にも出てくる“なぞ”を感じて書こうと思ったんですか? N:「石油がなくならないのはどうしてかな?」って思ったのが最初で。「じゃあ、タイトルは“なぞ”だ」って思って、タイトルを先に決めてから作っていった感じですね。 −サビの部分を一度聴いたら、グルグル回って頭から離れないんですけど。ずっと謎めいている感じが出てますよね。そこの部分は狙ったの? N:そう。わざとちょっとだけ変わったような感じにして、“なぞを解き明かせ”って言葉をハメてみた。 −ラストは、「モンキーブランド ウーロンティー」ですが、どういう時にこういったタイトルが思い浮かぶんですか(笑)? N:(笑)。昔からコマーシャルソングみたいな感じの曲を作るのが好きで、以前作った「亀の子たわしのテーマ」って曲もそうなんですが、今回はウーロン茶なんです。自分の親が香港に旅行に行った時に、そのツアー中にガイドの人が、「このウーロン茶は山奥のお猿さんしかとれない所にある新芽だけを集めて出来てる」って言った そうなんですよ。そのウーロン茶の缶にお猿の絵が描いてあるんですけど、目が光ってるような感じで恐くて・・・。で、親はその話を信用して、「これ猿がとってきてん!」って。私はそんなのは信じるわけはないんで。でも、そういうのが本当にあったら面白いだろうなって思って、想像を働かせて作った曲です。 −以上、8曲が収録されたニューアルバム「Candy Rock」。このタイトル自体にはどんな意味は込めてるんですか? N:ギター、ベース、ドラムで作ってあるアルバムなんで、ロック的な感じが出るタイトルが良いなって思って。それで色々考えてたんだけど、なかなか良いのがなくて。ある時敦子が「Candy Rock」って言ったから、それをいただきました。本当は、ロックキャンディーって氷砂糖のことを言おうと思ったら間違って「Candy Rock」って言ってしまったらしいんですけど(笑)。 −なるほど(笑)。それでは、最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。 N:「Candy Rock」はすごい面白いから聴いて下さい。気軽 に聴いて欲しいし、ライヴも絶対退屈しないと思うんでぜひ来て下さい。 Interviewer&Photo:Tetsuo Hiraga 山野直子(以下N):「Candy Rock」の収録曲+今までの作品からなんですけど、ロックな感じでやりたいと思います。 −前回のツアーでは、ステージにキノコを沢山植えてましたけど、ああいうネタも考えてたりするんですか? N:今から考えます(笑)。 −今までに数え切れない程のライヴ本数をこなしてますが、ライヴをやり続けて行く中で苦に感じたりした事ってないの? N:日本でやるのは数が知れているけど、アメリカツアー30公演で、しかも6公演続けてやったり、移動で24時間ドライヴとかあったり、それをやってたらシンドイ!早く帰りたいって思う(笑)。 −ライヴをやる上で一番心懸けていることがあったら教えてください。 N:前はライヴをやってて後半に差し掛かると疲れてたけど、最近はテニスをやっているので、全然シンドクなくなって。だからライヴのためにテニスをもっと頑張ろうって思ってる(笑)。パワフルなライヴをするためにテニスを! NHK-FMライブビート観覧希望受付中!!!!!!!!!!!!!! <NHK-FMライブビート・少年ナイフ出演・観覧希望受付> ● 応募方法 ===注意事項==== ● 問い合わせ先:NHK(03-3465-1111) |