新型インフルエンザが発生した際に患者を車に乗せたまま医師が診察する「ドライブスルー」方式診察の訓練が27日、鳥栖保健福祉事務所前で開かれた。
患者を車から降ろさないことで感染の拡大を防ぐのが目的。県が25日から行っている訓練の一環。鳥栖三養基医師会や消防本部、病院関係者ら約60人が参加した。
保健福祉事務所前に計10台の乗用車で患者13人が運ばれると、開けた窓から職員が受診票と体温計を渡して問診した。防護服とマスク、ゴーグルを着けた医師と看護師は、ドア越しに聴診器を当てるなどして診察した。【遠藤雅彦】
毎日新聞 2008年12月1日 地方版