フランス ■□ Audrey et Christian Binner □■ アルザス
オードリー エ クリスチャン ビネール |
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● リーズナブルなアルザスのビオを提供してくれる素晴らしい造り手、ビネールさんのワインをご紹介します。 |
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●2004Cremant d'Alsace Extra Brut Sans Soufres PetNat |
クレマン・ダルザス・エクストラ・ブリュット サン・スフル ペナ |
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【これは希少な造り??偶然・・それとも必然??】
クレマン・ダルザス・エクストラ・ブリュット と書かれたエチケットのボトルが二アイテム続きますが、実は製法が全く違いまして・・・。裏のラベルを見ると、小さく
LPetNat04 と書かれています。
そう、こちらは普通にクレマンにするところでしたが発酵の進み具合が早かったので、そのまま瓶詰めして「ペティアン・ナチューレ」の製法で仕上げたとのことです。しかもSO2の添加無しです。
味わいは下記のコラムをご参照くださいね。↓
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●2004Cremant d'Alsace Extra Brut |
クレマン・ダルザス・エクストラ・ブリュット |
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【これはエクストラ・ドライ!美しく切れます!】
こちらのキュヴェはシャンパン製法のクレマンです。瓶内二次発酵時に使用するのも葡萄の糖分で、デゴルジュ時にリキュールを足さないエクストラ・ブリュットです。
セパージュはリースリング70%、ピノ・グリ10%にその他ということですが、とってもピュアでドライです。泡は細やかでガス圧はしっかり有りますので、ストレートな辛口の切れの良いクレマンと言えるでしょう。
一方、ペティアン方式で造ってしまった「ペナ」の方ですが、泡の出方がとても優しく、柔らかく感じる他は、う〜む・・・そんなに変わらないんじゃないの??という感じです。シャンパン方式とペティアン方式であんまり差が無い・・つ〜のはどういうことなんだろう、ちょっと悩んでしまいました。普通に考えれば、もっと違いが出るのかな?と思うんですが!
どちらのクレマンもとても美味しいです。旨みのコアが有って、純粋でとてもドライです。これは、葡萄の出来が良かったからこそ出来たことだと思います。
この酷暑の2007年、さらに残暑が続きます。止せば良いのに何を勘違いしたのか、noisy
と来たら、このドピーカンの昼のさなかに1時間〜1時間半もウォーキングを始めてしまいました。頭の真上の太陽が、強い光と熱をドカーンと落としてきます。40度を超えたところも有った8月16日の木曜日からほぼ毎日歩いていますので、ちょっと遠くまで行き過ぎて帰りの最中に、
「生きてるか〜?」
なんていうメールが、カミサンから届いたりします。まあ、大汗をかきながら歩いていると、歩かなければ判らない色んなことに気が付きます。
近くの田んぼを歩いていると、車で通ると判らなかったが、タニシや蛙が沢山!おお、そうか、ここの田んぼは無農薬だったんだな?とか、ちょっと脇道にそれると、田舎の匂いがしてきたりして・・。そう、乳牛を飼っているんですね。そうか、そこで牛乳を生産するだけではなくて堆肥を造るんですね・・・。循環型の農業になっていることに、初めて気が付いたりするんですね。
まあ、よくよく考えてみれば当たり前のことなんですが、ザリガニやドジョウがそこらに沢山いた子供の頃とは大きく違ってきています。すでに早稲種の稲は黄色くなり、まだ青い稲とコントラストをなしています。綺麗だな・・・とは思いますが、そこで行われていることには、さほど興味を持たないのが普通でしょう。循環型の農業と言いましたが、乳牛の牛舎は狭く、薄暗く、非衛生的で運動もあまりさせていないようでした。そうなってくると抗生物質を大量に与えたりしている可能性が大きく、その排泄物で作られた堆肥を与えられた稲・・・、それを食する我々・・・。循環型だから良い訳ではなく、その循環の中に否応無く取り込まれている我々は、もっと、その在りかたに興味を持つべきじゃないのかな?とも考えています。偉そうなことは言えませんが、もう少し歩いてみながら考えてみようと思っています。
で、ビオの話に戻る訳ですが、当然のことながら農薬や抗生物質などとは無縁の立ち位置にあります。noisy
もしょっちゅう、ビオのワインを飲んでいるせいなのか、この酷暑の中、ウォーキングしていても倒れることなく・・・、酷暑の中、凍えるようなセラーの中に一日中篭っていても風邪を引くことも無く過ごしています。ワインがもたらしてくれる純粋で大量の希少なミネラル分を摂取しているお陰かな?と思っている次第です。
なんだかハチャメチャになってきましたが、そんなビオの葡萄を長く造っているビネールさんには、感謝感激雨あられです。是非とも頑張っていただいて、リーズナブルでミネラルたっぷりの美味しいワインを提供しつづけていただきたいと願っています。さすがにウォーキングしながらは飲めませんが、自宅でくつろぐひと時にグラスを傾けましょう!しなやかなエクストラ・ドライに乾杯!
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●1999Edelzwicker Cuvee Beatrice |
エデルツヴィッカー・キュヴェ・ベアトリス |
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【これは旨い!ある意味完璧です!】
「ずるいよな!禁じ手じゃないの?」
という感じさえ受けます。・・・だってね、葡萄のポテンシャルが違いすぎるし、何よりも熟成期間が長いし・・・で、こんなプライスですよ!信じられます?
おそらく熟度の高い、おそ積みの葡萄(オーセロワとピノ・グリらしい・・)を使用し、8年目にようやっとリリース・・・ですよ??まあ、今までもちょこちょこ出していたのかもしれないが、荒さなど全く見えない仕上がりで、官能的に甘く、しびれさせられます。
柑橘系のフルーツやその果皮と石灰系のミネラル。そして僅かに蜜。グラが有って粘度が高い。熟成感たっぷりだがやつれた感じは見事に無く、凝縮して生き生きとしている。余韻はとても長い。
美味しくない訳の無いワインでしょう。そして必ず飲んでみるべきワインだと思います。そしてきっと裏切られないはず!超お勧めします!
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●2003Pinot Noir Vin d'Alsace Cuvee Excellence |
ピノ・ノアール・ヴァン・ダルザス キュヴェ・エクセランス |
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【こってりと凝縮しています!なんとアルコール度16度以上です!】
強い凝縮感とほのかな甘さが漂う、アルザスのピノ・ノアールです。アルコール分が16度以上あるそうで..
「どうやって造ったんだろ..」
という醸造に対する興味の方が強くなってしまいました。
飲んでみると、
1.赤・やや黒の粒々感のある果実の集合体
2.ボリューム感が強い
3.こってりとやや甘い
4.甘みの奥にはビター
5.余韻がとても長い
ということで、まるでイチゴやチェリーをふんだんに使用したケーキにブルーベリーのソースをかけて食べているような錯覚に陥りました。もっとも現在の段階ではあくまで成長途中にあるようで、1〜2年経過してからが本領発揮だと思います。
一般に、スティルワインの場合はアルコール度が14度を超える事は余り無く、15度を超えるのは皆無です。アパッシメント(陰干し)などの技術を使用して糖度を高めたアマローネなどには存在しますが、ほぼ考えられないことですね。
もしかしたら、葡萄の収穫を出来る限り遅らせ、水分を飛ばして糖度を出来るだけ上げて醸造したんじゃないかな?と思います。複雑性はアマローネに似たような感じも若干ある様に思います。いや〜、飲んでみて欲しいですね。そして是非ご意見を伺いたいと..思います。 |
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●1992Cremant d'Alsace Extra Brut |
クレマン・ダルザス エクストラ・ブリュット |
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●1996Cremant d'Alsace Extra Brut |
クレマン・ダルザス エクストラ・ブリュット |
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いい感じのタイミングで入ってきました。限定のクレマン・ダルザスです。
比べて飲んだ感じでは、92年がやはり複雑な表情をしていますね。古酒好きの方はこちらでしょう。96年はキリッとしたスタイリッシュなキレのある味わいで、これも捨てがたい..今日当たりの蒸して暑い夜長には、むしろ96年が良いかもしれません。
ビネールさんのクレマンは、キュヴェ違いでセパージュが微妙に異なります。今回の分はリースリング主体ですね。
いずれにしましても余り数はありませんし、新着でいつも完売、hpの通常ページに一度も載ったことがない..という、変な記録の更新中です。是非とも比べて飲んでみてください。クレマンの熟成や品種の違いのお勉強にもなりますよ。
●1992 クレマン・ダルザス エクストラ・ブリュット
【
熟しています!滅茶苦茶ドライなのに妙に旨みが..】
92年にリースリング75%、ピノ・グリ25%で仕込まれたスペシャル・キュヴェだそうです。まあ、大したこと無いだろう、と思って飲んでみると、これがとっても良いんですね。エクストラ・ブリュットですのでリキュールを加えない超辛口なんですが、長い熟成によって微妙な表情が生まれ、複雑さを表現しています。ミネラリーな香りに微細な表情を見せる超辛口な味わいはクリュグに通じる物がある、などと言ったら失礼かもしれませんが、それも有りかも..などとも思います。クリュグとは酸のレベルとガスの量が全く違うと思いますが、イメージは近いかもしれませんね。シンプルなムスーにそろそろ卒業したい方、この初夏にお奨めできるワインです。
●1996 クレマン・ダルザス エクストラ・ブリュット
【
熟しています!滅茶苦茶ドライなのに妙に旨みが..】
96年にリースリング90%+アルファで仕込まれたエクストラ・ブリュットです。リキュールを加えない超辛口なんですが、長い熟成によって微妙な表情が生まれ、複雑さを表現しています。ミネラリーな香りに微細な表情を見せる超辛口な味わいはクリュグに通じる物がある、などと言ったら失礼かもしれませんが、それも有りかも..などとも思います。クリュグとは酸のレベルとガスの量が全く違うと思いますが、イメージは近いかもしれませんね。
まあ、かなり前回の時のコピーを使用していますが..お許しください。でも改めて飲んでみても、訂正した部分がヴィンテージとセパージュ位なので..。安価な泡ではこのレベルはなかなか有りません。しかもSO2はほとんど使用していないレベルでしょう。ピュアでナチュラルな、そして、とてつもなくドライながらもしっかりコクが有ります。アルザスのスパークも侮れない!そう思っていただけたら幸いです。お奨めします! |
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