朝まで生テレビ!
タイトル:~激論!田母神問題と自衛隊~
放送日時:11月28日(金)25:20~28:20
(11月29日(土)午前 1:20~ 4:20)
田母神俊雄航空幕僚長(当時)の論文が物議を醸しており、参議院では参考人招致が行われました。現役航空自衛隊の最高幹部が政府見解に反する論文を発表したことから、シビリアンコントロールの形骸化を指摘し、戦前回帰を危惧する声もあります。果たして田母神氏のこの確信犯的言動の原点はどこにあるのでしょうか。また海上自衛隊の暴行事件疑惑、守屋事務次官の収賄罪による実刑判決、など不祥事が相次いでいます。
そこで今回の「朝まで生テレビ!」では、田母神論文の問題提起とその内容の問題点とは?今自衛隊はどうなっているのか?自衛隊に対する理解と信頼をどうすれば回復できるのかを議論したいと思います。
番組ホームページより
司会:田原総一朗
進行:長野智子・渡辺宜嗣(テレビ朝日アナウンサー)
パネリスト(案)
○ 平沢勝栄 (自民党・衆議院議員、元防衛長官政務官)
○ 浅尾慶一郎(民主党・参議院議員・党「次の内閣」防衛大臣)
○ 井上哲士 (日本共産党・参議院議員、参院外交防衛委員)
○ 辻元清美 (社民党・衆議院議員、党政審会長代理)
○ 潮 匡人 (元防衛庁広報、帝京大学短期大学准教授、元航空自衛官)
○ 姜 尚中 (東京大学大学院教授)
○ 小森陽一 (東京大学大学院教授、「9条の会」事務局長)
○ 田岡俊次 (軍事評論家)
○ 西尾幹二 (文芸評論家)
○ 花岡信昭 (ジャーナリスト)
○ 森本 敏 (拓殖大学海外事情研究所所長) など
朝まで生テレビ 20081129 激論田母神問題と自衛隊 09
http://jp.youtube.com/watch?v=PXjaBQnVB_I
この部分が一番好きな場面。
世界金融恐慌を経て
アメリカも周辺アジアも
戦前に戻りつつあるという
西尾幹二の説に賛成する。
西尾幹二blogで
この番組に対する多くの反応があったようだ。
・・・
朝まで生テレビお疲れ様でした。
最初から最後まで拝見しました。
最後の集計結果で、まともな人が多いとわかってとりあえずほっとしました。
田原・姜・田岡・小森三氏の悔しそうな様子に、溜飲が下がりました。
たいした意見ではないですが、感想をお伝えします。
1)先生、水島さん、潮さんのお話と花岡さんのお話については、安心して聞いていました
2)防衛省と警察に近い森本さんと平沢さんには(半分予想していましたが)がっかりしました。
というより、ああいう人たちの考えが今の政府や官僚の事なかれ主義の象徴なのでしょうか?
特に森本さんは、自分への責任が来るのを嫌がっているふうにも感じられ見苦しい気持ちがしました。
この人達のようなものと今後戦っていくことになるのかなぁとも思いました。
3)先生達のお向かいの人たちはいつもと同じでしたが、今まで大嫌いだった姜さんが少し哀れに思えました。
嫌いなのはそのまま、話しもつまらないすり替えや屁理屈ばかりで全く共感できないのですが、水島社長さんが拉致問題の話しをしたときにすごく哀れに見えたのです。
この人、自分の祖国の犯罪をやはり恥じているような気がしたんです。
本当は日本人になりたいのかなぁとか、勝手に考えてしまいました。
4)田原さんは西尾先生や潮さんが大事な話をするときに、大声で制止しますね。
でもだからこそ、どこが大事かわかります。
また、今回思いがけず笑ってしまったのは、田原さんが辻元さんに「時々献金してる」ってぽろっと言った部分です。辻元のシンパなんだと改めて思いました。
B
ところで昨夜、正確には今朝まで「朝まで生テレビ」・「激論・田母神論文」がありました。姜尚中、小森両東大教授、辻元清美、共産党の議員。対するは、西尾先生、水島氏、潮正人氏、花岡氏、それに森本敏氏らでした。
最後に発表されたアンケートの結果が印象的でした。田母神論文を指示するが60%以上、反対は33%?でした。憲法に自衛隊を明示せよ、は80%でした。
討論の中でもどかしく感じた点は以下の諸点です。
・辻元清美の「東南アジアで大東亜戦争を評価する国々とあるが、何処ですか?」という質問に
花岡氏は答えませんでしたが、具体的に名前を挙げた方が説得力があった、と思います
多くの事例を挙げることは簡単なはずです。
・欧米の侵略戦争は第一大戦までのことだ、と小森などが言っていましたが、
そうではない。欧米諸国が植民地支配を目指して東南アジア諸国の民衆と戦ったのは第二次大戦後のことだ。と答えて欲しかった。インドネシアでは4年間に80万人を殺しています。
・「(田母神氏は)政府の方針に従わなかった」ことが問題だ、という言い方。
これには、1952年の国会決議を忘れて未だにA級戦犯などと言い続けることこそ、最高機関の決議に対する違反ではないか。日教組の国旗・国歌に対する侮辱行為こそ問題視すべきだ。
・シナ事変については、「日本の侵略」と森本氏までが言っていましたが、
東京裁判でも「日本の侵略」と出来なかった事実を指摘すべきでした。連合国は取り上げたが、米国駐在武官の電文などがあって、慌てて蓋をしたのです。
・防衛大学の講師に「作る会の幹部」が呼ばれていたのは問題、と辻元が指摘しましたが
作る会の歴史教科書は、文部科学省の検定をパスしています。その教科書を作った「作る会」が問題だということは、文科省がおかしいというのか、と反論すべきでした。
つまり、東京書籍など他の歴史教科書の執筆者はどうするのか?ということでもあります。
などなどですが、西尾、水島、潮諸氏の活躍が光りました。森本氏の歴史観には驚きました。
平沢勝栄議員は何のために出ていたのは理解不能でした。
http://www.nishiokanji.jp/blog/