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舞鶴の高1女子殺害 異例の「捜査手法」、念頭に裁判員制度? (1/2ページ)

2008.11.30 00:37
このニュースのトピックス殺人事件
男の自宅の家宅捜索。入口をシートで覆う厳戒態勢で行われた=29日、京都府舞鶴市(西家尚彦撮影)男の自宅の家宅捜索。入口をシートで覆う厳戒態勢で行われた=29日、京都府舞鶴市(西家尚彦撮影)

 京都府舞鶴市の高1女子殺害事件で、窃盗罪で起訴された男(60)の自宅を殺人などの容疑で捜索した京都府警の「捜査手法」に注目が集まっている。関与を示す物証や供述がない中での捜索が批判され、弁護人立ち会いという異例の展開となったが、背景には「裁判員制度がある」と識者や関係者は語る。自白を前提にするよりも、まず物証を押さえるやり方は制度を見据え、より強まる“流れ”という見方だが、「制度をにらむならば、より捜索は慎重であるべきだ」という声もある。

 「弁護人の反発は想定内だった」。ある府警幹部は、捜索予定日に弁護人が準抗告し、いったん捜索が延期された異例の事態にも強気の姿勢を崩さなかった。府警は捜索にあたり、警察庁や検察当局とも協議を重ねており、強引ともいえる捜査手法への批判も、弁護士立ち会いも「折り込みずみだった」と言う。背景にあるのは捜査の行き詰まりとともに「物証」へのこだわり。弁護人が立ち会うことにより、証拠がみつかった場合は信用性も高まる。

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男の自宅の家宅捜索。入口をシートで覆う厳戒態勢で行われた=29日、京都府舞鶴市(西家尚彦撮影)
高1少女殺害事件の家宅捜索で男の自宅に向かう捜査員=29日午前9時29分、京都府舞鶴市
家宅捜索が続く男の自宅を出る捜査車両=29日午前11時14分、京都府舞鶴市
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