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新井田豊VSローマン・ゴンサレス〜ボクシングWBA世界ミニマム級タイトルマッチ〜

まさかの負傷陥落…新井田引退も

4回、目の周囲の腫れがひどくなり、試合をストップされる新井田
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 WBA世界ミニマム級タイトルマッチでローマン・ゴンサレス(21=ニカラグア)と対戦した王者・新井田豊(29=横浜光)は4回に右目上をパンチで負傷。レフェリーが続行不可能と判断してTKO負けを喫し、8度目の防衛はならなかった。

 腫れ上がった右目が痛々しかった。8度目の防衛を目指した新井田は、ゴンサレスの強打の前になすすべなくTKO負けを喫した。控室では「自分はもう少し頑張りたかったが、負けたので何にも言えません。ぶざまに負けた。その程度の力」と唇をかんだ。

 予想以上の強打にすべての計算が崩れた。1回にもらった右フックで「鼓膜が破れてしまった。バランスが崩れた」。左耳が聞こえなくなり、2回に打ち合いの勝負に出たが、左アッパーの連打を浴びて4回には右目が見えなくなった。

 6月上旬に亡くなった横浜光ジム・関前会長のためにも勝ちたかった。これまでの世界戦は約40回のスパーリングしか行わなかったが、今回は5倍の200回を消化。試合後、恩師について問われ、何か言おうとしたが言葉にならなかった。今後については「ゆっくり休んで考えたい」と明言を避けたものの、及川トレーナーは「新井田次第だが、十分やった。しばらく休んでから、もうやめるというかもしれない」と引退する可能性もほのめかした。

[ 2008年09月16日 ]

    

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スポニチ てれびぃ

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