【社会】生徒寮に“喫煙室” 愛知県警、黄柳野高校を捜索2008年11月30日 08時07分 愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高校で、生徒寮に喫煙場所が設けられている疑いがあるとして、県警少年課などは29日、県青少年保護育成条例違反(喫煙場所の提供)容疑で同校を家宅捜索し、男子寮など数カ所から灰皿を押収した。今後、同校関係者から事情を聴いて設置の経緯を調べ、容疑が固まり次第、書類送検する。同校によると、場所を問わず喫煙する一部生徒に頭を抱え「やむなく設けた」という。 黄柳野高校は全寮制で1995年4月に開校した。不登校などの生徒を全国から受け入れ、男女別の寮は敷地内にある。生徒数は231人。 調べでは、男子寮には「禁煙指導室」と名付けられた喫煙場所が設けられ、灰皿などがあったという。男子寮では9月上旬、2、3年生5人が1年生2人に暴行する傷害事件が発生。5人は今月中旬に傷害容疑で書類送検されたが「学校の中にたばこを吸える部屋がある」と話す生徒がいたため、県警が捜査を始めた。 黄柳野高校によると、生徒の喫煙は開校時から問題化。校内に吸い殻が散乱するなどし、昨年1月には女子寮でぼやが発生。出火原因に喫煙の可能性があったという。また学校は山間地にあり、校外での喫煙は周囲の山火事につながると判断。昨年4月、男子寮4棟の空き部屋各1室を「禁煙指導室」と名付けて事実上、喫煙場所を限定させた。学校側は同室で喫煙した生徒をチェックして禁煙を指導していたという。 辻田一成校長は「山火事は命にかかわる。指導室は『吸うならここで』という趣旨で、やむなく設けた。ただ、灰皿などは学校側は置いていない」と説明。今後、指導室は閉鎖するという。 (中日新聞)
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