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裁判員制度:専用コールセンター初日 問い合わせ870件

裁判員候補者への通知が届き始め、対応に追われる専用コールセンターのスタッフ=東京都港区赤坂で2008年11月29日午後(代表撮影)
裁判員候補者への通知が届き始め、対応に追われる専用コールセンターのスタッフ=東京都港区赤坂で2008年11月29日午後(代表撮影)

 来年の裁判員候補者29万5027人への通知が28日に発送されたことを受け、最高裁は29日、候補者からの質問に答える専用コールセンターを東京都内に設置した。初日は約870件の問い合わせがあり、このうち「裁判員になりたくないので候補者名簿から消してくれないか」などの訴えは約40件だった。

 この日は約50人のオペレーターが対応。最初の電話は午前10時20分ごろに北九州市の女性からあり、制度の内容を尋ねた。都内や神奈川、埼玉県からの電話が多かったが、北海道からもあった。

 内容は▽どのような場合に辞退できるか▽病気やけががどの程度なら辞退できるのか--など辞退についての質問が半数を占めた。制度の趣旨や裁判員を選ぶ方法に関する質問も目立った。

 最高裁は500以上の想定問答を用意して臨み、特にトラブルはなかったという。立ち会った最高裁刑事局の大西直樹参事官は「裁判員になる可能性がある人と最初の接点になるので、丁寧に疑問や不安を解消していきたい」と語った。

 コールセンターは来年1月31日まで設置される。【北村和巳】

毎日新聞 2008年11月29日 21時06分(最終更新 11月30日 2時20分)

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