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【愛知】紹介状ない初診は総合診療科へ 岡崎市民病院で来月から2008年11月29日
岡崎市高隆寺町の岡崎市民病院は12月1日から外来の診察体制を変える。かかりつけ医の紹介状がない初診者は専門医の診察を受けられず、新設された総合診療科での初診とする。軽症患者に地域の診療所の受診を促し、勤務医の負担軽減や、他の医療機関との役割分担の徹底を目指す。 市民病院は市内で唯一、高度な治療が必要な重症患者に対応する第3次救急医療機関に位置付けられている。しかし、飛び入りの軽症患者のため、重症患者の診察が効率的に進まないこともあるという。 総合診療科は、今年9月に開設された。医師3人体制で、内科や外科の紹介状のない初診者を中心に一日平均40人ほど診てきた。 1日以降は、かかりつけ医の紹介状がない皮膚科や眼科など23科すべての初診者を同科が診察するため、これまでの倍の80人に上る可能性もある。 それでも、医師3人体制は変わらないため、病院事務局の内田実局長は「総合診療科も受け入れには限界がある。健全な診療体制を維持するため、まずはかかりつけ医の受診をお願いしたい」としている。 (相坂穣)
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