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更新:11月27日 17:45インターネット:最新ニュース

ミクシィ、来春から招待状なしで利用可能に 12月には年齢制限を緩和

 ミクシィは27日、これまで招待制で運営してきたSNSの「mixi(ミクシィ)」を2009年春から自由に入会できる登録制に切り替えると発表した。サービス開始から5年近くで20代を中心に利用者が1568万人に達し、「招待状が一巡した」(笠原健治社長)と判断した。12月10日からは従来18歳以上としていた年齢制限を緩和し15-17歳でも利用できるようにする。

 同日開催した説明会で笠原社長は、「(利用者の制限緩和で)より多くの人に使いやすいサービスを提供できる」と説明し、家族向けや若年層向けのサービスを強化し会員の利用を促進する考えを示した。登録制移行によるトラブル増加などを防止するため監視体制を強化するほか、若年層の保護では広告を制限したり検索機能の対象から外したりするなどの対策を取るという。

 また、ミクシィのデータやプラットフォームを他社に開放し、ミクシィ上で使えるアプリケーションソフトやサービスの開発を支援することも明らかにした。12月からパートナー企業に仕様を公開する。具体的なサービスやアプリの投入は2009年春以降になる見通し。来春をめどにミクシィと連携した事業を展開するベンチャー企業を支援するファンドも立ち上げる。

 説明会での笠原社長との主な一問一答は以下のとおり。

――招待制をやめる理由は。

 既存ユーザーからの招待状による入会も続ける。招待制にしていた一番の理由は、知り合いが会員にいるほうがSNSのサービスを楽しめたから。その人に使い方を教わりながら、SNSでさらに交流を広げられる。登録制に移行しても、リアルの友人とのコミュニケーションに使ってもらう部分は重視したい。

 招待制のデメリットはミクシィ利用の垣根が高くなることだ。35歳以上や地方に住む人はやりたくても周りにミクシィのユーザーが少ない。35歳以上のコミュニティーなどが充実するのを期待している。

――対象年齢を引き下げるが安全性の確保をどうする。

 これまでも24時間体制で監視してきたが、人員を今の100人から200人に増やす。セキュリティーシステムも増強し、より効率よくトラブルを発見しやすくする。18歳未満の利用者については、友人検索といった機能の対象から外したりコミュニティーの利用を制限したりする。広告も消費者金融などふさわしくないものは表示しない。

――将来は15歳未満も利用対象にするのか。

 健全性を強化しながら誰にも使えるサービスにしていきたい。ただ、18歳未満全部を対象にするのは大転換になる。まず15歳までにしたのは、ネットリテラシーやコミュニケーションのスキルがある程度出来上がっているからということ。将来的にはさらに引き下げる可能性もある。

――1人が複数のアカウントを取得して悪用されるという懸念はないか。

 Gメールやフェースブックも(普及が)ひと段落したら登録制にした。サービス開始から5年でミクシィの招待状はある程度広まった。みんなで使えるSNSにするには登録制にするのが自然の流れ。年齢を偽るような行為に対しては、青少年向けの便利なサービスなどを提供することで、正直に申告してもらうよう促したい。

――ファンドの規模や投資先のイメージは。

 ファンドの総額やミクシィによる出資割合は検討中だ。ファンドはミクシィという特定のSNSにアプリを作る市場を立ち上げるため。投資先はおそらく大手よりベンチャーになる。

[2008年11月27日/IT PLUS]

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