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生産・消費・投資の三大指標がマイナス転落

 世界的な金融危機と景気低迷で生産、消費、設備投資という産業活動指標が関連統計を取り始めた2000年以降初めて同時にマイナスに転落した。

 統計庁が28日に発表した10月の産業活動動向によると、操業日数を基準にした鉱工業生産が1年前に比べ1.8%減少し、2カ月連続のマイナスとなった。減少幅は米同時多発テロが起きた2001年9月(3%減)以来最大だった。

 車両用燃料、衣料・織物などの消費が減少し、消費財販売は前年同月比で3.7%減少した。半導体装備など機械類投資が落ち込み、企業の設備投資も7.7%減少した。関税庁によると、11月1-20日の輸出も前年同期を14.3%下回った。

 今年1月に81.8%だった工場稼働率は在庫増加の影響で10月には77.0%に低下した。

 現在の景気を示す同時指数の循環変動値は前月を0.8ポイント下回り、9カ月連続の下落となった。今後の景気を示す先行指数も前年同月比で11カ月連続のマイナスを記録した。同時指数と先行指数がともにマイナスとなるのは9カ月連続で、関連統計を取り始めた1981年以来27年間で初めて。それだけ景気の先行きに不透明感が強まっている格好だ。

 統計庁のユン・ミョンジュン産業動向課長は「世界的な景気低迷で韓国の景気も本格的な後退を示している」と説明した。

金起勲(キム・ギフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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