『赤い壁』の異名があるブッフバルト氏が、日本での現場復帰を熱望していることが明らかになった。
「ギドはクラブの監督をやりたがっている。浦和以外のイメージはできないけど、うちはゲルトとの契約が残っている。他のクラブから話があれば、(就任の)可能性はあると思う」と、アドバイザー契約の交渉が、最終段階に入っている浦和の幹部がブッフバルト氏の意向を明かした。浦和以外のクラブからのオファーにも耳を傾ける姿勢だという。
選手として、94年から3年半プレーした同氏は04年に浦和の監督に就任。06年、リーグ優勝を置き土産に家庭の事情で惜しまれつつ退任した。その絶対的なカリスマ性は、いまでも多くのサポーターに支持されている。13日には、さいたま市で講演が予定されていたが実母が急逝し、キャンセルに。ただ、アドバイザー契約交渉のため、今月中に再来日する予定だ。
理想は再び浦和で指揮を執ることだが、エンゲルス監督との契約は来季終了まで。今季中に実現する可能性は低い。だが、残り5試合で首位・鹿島と勝ち点6差のリーグ戦に加え、22日のG大阪戦に敗れ、ACL2連覇を逃せば状況は一変する。今季終了後、去就問題へ発展すると、次期監督の最有力候補としてブッフバルト氏に白羽の矢が立つのは確実だ。
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