岡山放送局

2008年11月28日 21時35分更新

勝北中学校に南極の氷を贈呈

南極観測船「しらせ」が持ち帰った南極の氷が、岡山県津山市の中学校にプレゼントされました。

津山市にある勝北中学校には、「しらせ」の元乗組員の橋本直樹さんらが訪れて、重さがおよそ20キロもある南極の氷を生徒の代表に手渡しました。

この氷は、2万年から4万年前に南極大陸に降った雪が固まってできたもので、日本の昭和基地の近くにある氷山から採取されたあと、「しらせ」の乗組員がことし1月に持ち帰ったということです。

生徒たちは橋本さんから南極観測の歴史や南極の自然、それに観測を通じてわかった地球温暖化の影響などについて話を聞きました。

この後、生徒たちは、氷の感触を確かめたり耳を近づけて氷の中に詰まった数万年前の空気が溶け出す音を聞いたりして、南極の自然を実感していました。

生徒の1人は「プチプチという音が聞こえ、氷の中の空気が溶け出すのがわかりました」と話していました。