岡山放送局

2008年11月28日 21時35分更新

県内景気「下降傾向」


県内の景気について日銀岡山支店は「欧米の景気悪化の影響がアジアに出てきており、県内の製造業の生産活動に弱めの動きが広がっている」として、4か月連続で景気が下降傾向にあるとの見方を示しました。

日銀岡山支店によりますと、県内の個人消費は衣料品や身の回り品の販売が不振だったため、先月の百貨店の売り上げが去年の同じ時期と比べて5.4パーセント下回ったほか、乗用車の販売でも普通車や小型車が落ち込み、3か月連続で前年を下回りました。

また、製造業の生産動向について、内外の需要の低下を背景に自動車業界では勢いが鈍っているほか、鉄鋼業界でも生産水準を引き下げているとしています。

こうしたことから日銀岡山支店は「県内の景気については全体として弱めの動きなうえ、県内の製造業の生産活動に弱めの動きが広がっている」として4か月連続で景気が下降傾向にあるとの見方を示しました。

日銀岡山支店のたか橋経一支店長は「欧米の景気悪化の影響がアジアにも出てきており今後の動向を注意深く見ていく必要がある」と話しています。