旅立ちにハッピーフライト
今日の午後から行こうと思ってた病院に、昨日のうちに行けてしまった。処方された痛み止めや貼り薬のお陰で、だいぶ楽になり、このまま沈静化する気配。
で、
今日は、午後から、隣街の映画館に行った。平日の昼間、しかも、田舎の映画館は人影もマバラ・・・・。ほぼ貸し切り状態で、映画を2本連チャンで見た。
1本め。
松山千春の自伝小説を映画した『旅立ち~足寄より~』
http://www.ashoro-movie.com/index.html
この映画は、全国公開は来年で、北海道が先行公開ということ。
実は、この映画が製作されている情報を知ったとき、な~~んかイヤだったのだ。千春の映画なんか早すぎる。映画より、千春の歌ソノモノやメッセージを、もっともっと感じればいいのだ!と思っていたからだ。
でも、映画が始まってから、改めて、僕自身が千春ファンだったんだなぁ・・・って事が実感できるくらいに、ノメリ込んでいた。BGMも千春の曲だし、映る景色も舞台も北海道だし、ギターだし、STVだし・・・・、どの場面も、千春好きにはたまらない構成になっていた。
映画の中での「歌声」は、当時の千春さん本人の「音声」が使われ、俳優さんの「口パク」だったのが少々気になった。(ま、歌声までは演じられないわなぁ・・・)。
映画の中で、千春の親友の酪農家が、自分の境遇を呪い自殺しようとする場面があった。その親友に、千春は、
「人生はゲーム。ゲームにはルールがある。ルールは環境だ。その環境の中で精一杯頑張ることだ」
というような意味の事を話してたシーンがあった。
実は、僕も、例えば、自分の境遇とか、寺に縛られてるような「動けない日常」を、実は、どこかで、ひがんだり、イジケたり・・・・。「貧乏クジをひいた!」なんて思う日もないこともないのが正直な自分だ、と気づかされたので、ハッとなってしまった。
坊さんという「環境」のせいにして、ゲーム(人生)を楽しむことを、忘れていたんじゃないか??ここ最近の日常をふり返り、そう思った。
♪生きることがつらいとか、苦しいだとか言う前に 野に育つ花ならば 力の限り 生きてやれ・・・・・
昼下がりの映画館。客は、僕と、もう1人の計2名。なので、気兼ねも遠慮もなく、ラストシーンには、涙ボロボロ・・・・の私でした。
2本目。
もちろん、綾瀬はるかサンも出ている『ハッピーフライト』
http://www.happyflight.jp/index.html
いやぁ・・・ホントに面白かった。お腹イッパイになるくらい見どころ満載のスバラシイ映画でした。
映画館の階段にあった「綾瀬はるか」の等身大パネルを抱きかかえて逃走したい衝動を抑えながら、写メを・・・(汗) 人影がない瞬間をネラッて撮影(苦笑)・・・
最近でこそ、寺が忙しくて、飛行機にのって旅行などに出掛ける機会もほとんど減ってしまったけど、今まで、飛行機は数え切れないくらい乗っている。
空港に着いて、手荷物預けて、廊下をフライト前のパイロットやCAの皆さんが行列で歩いている光景や、地上係員という人がトランシーバを片手に走りまわってる姿や、機内でのCAさんの立ち振る舞いや、飛行機を見送る整備士さんの手を振る姿や・・・・そういう「シーン」を見慣れた光景としてどこかで自然に憶えている。
でも、その自分の記憶の中にある空港や飛行機にまつわる様々な「光景」は、あくまでも「表面」に見えているものであり、それ以上深く、その「裏側」を垣間見ることなんてない。
その「舞台裏」の景色はどんなものなのか??
それがそのまま、面白く、興味深く、豊かに、描かれていたのがこの映画だった。 飛行機が1機飛び立つまでに色んな人々が関わっている・・・それが、見事に1本の映画の中に収まっていた。
なので、見る前は、単なる「どたばたコメディ」かな?と【綾瀬はるかのCA姿】以外には期待してなかったのだけれど、
本当~~~に面白く、映画ならではのゼイタク感を味わえました。
「旅立ち」に引き続き見たこの映画も、客は、僕と、もう1人の計2名。なので、気兼ねも遠慮もなく、綾瀬はるかの「変顔シーン」にはゲラゲラ・・・の私でした。
引き続き3本目「私は貝になりたい」を見ようかと一瞬迷いましたが、目が疲れてたので、今日はここまで。
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