2006年09月10日

BE-IN 2006

「母乳ペイント」で反戦アート=BE-IN報告(1)
日韓融合「よさこいアリラン」=BE-IN報告(2)
自称「愛国者」?デモ妨害=BE-IN報告(3)
インリン光臨!=BE-IN報告(4)
巨大ピースマーク出現=BE-IN報告(5)
(全てライブドアPJニュース)

先日、ブログで書いたBe-inに行ってきました。

9.11

あの事件をキッカケに、今、私たちに何が出来るのかを、全ての世代、全ての価値観、全ての立場を乗り越えて、共に考えてみようと、日本版Be-inが最初に開催されたのが2002/9/11。

今年は日本国憲法第9条に絡めて9/9。
私は、なんだかんだとこのイベントには毎年、参加しています。

2002年の最初の年。私は古巣をメインにして活動していました。その時、友だちからこのイベントの存在をしらされ、アフガニスタン支援をメインに据えたブースを出展させたい!って思ったのが最初です。
いろいろと古巣の関係者からの猛烈な反対に合う中、半ば強行的に参加しました。「あの日」だからこそ伝えられる言葉があるはず、「あの日」だからこそ伝えられる想いがあるはず。そのことだけを信じて突っ走っていました。

そんな反対の声の中からでも、私についてきてくれた仲間がいてくれて、私を全面的に支えてくれた仲間がいてくれて、あの時、無理しててもブース参加できて本当によかったと思う。

前のブログでてんつくマンとはじめて逢ったと書いたけど、まだ、彼が仮の姿で路上詩人をしていたころにここにフラッと現れ、私たちのブースで色々と夢を語っていきました。その夢の一つが映画を作ること。その映画が今「107+1~天国はつくるもの~」となり、その中のアフガン編の作成のキッカケにもなりました。


このイベントは、なんとなく落ち着ける場所でもあり、大好きな場所でもある。
同じ想いを持った人が気負い無し気軽に集まれるイベントという感じがしてとても好き。魂たちが交流しているっていう感じが好き。
そして、あの事件を改めて、自分として、何が出来て何が出来なかったかを顧みることが出来る場所でももちろんある。全てが壊れた日。全てが始まった日。とても大切にしたい日。

あれから5年。早いというか、あっという間というか、あれから世界が急激に過渡期に差し掛かったという感じがする。
自分自身、あまりの早さに追いつけない部分も多く、戸惑うことも多いけれど、でも、どんなことでも良いから、自分のやれることをやっていきたいと、このイベントに参加して改めて思いました。決してカタチではないんだよね、自分の想いを自分の出来る方法で表現さえすればいい。なんでも良いんです。どんなことでも良いんです。

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左は友人のやっている『感謝』というバンドの演奏。
右は、会場のあちこちで見られたジャンベなどの演奏家たち。

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左は有名な『桃色ゲリラ』の皆さん。ライブドアの記事にもある「母乳アート」を繰り広げていました。
右は・・・・・・あの「騒音おばさん」を扮してのパフォーマンス。
このイベント、ほんと、なんでもありなんです(笑)

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ジャンベのリズミカルで激しい協奏もあり、まじめなトークイベントあり。
「Be-in」は、全てのジャンルを飛び越え、全てと共存し、全てと一緒に考え感じていくピースイベントなんです。
 
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左はジョー山中さん。右はインリンさん。
裏では、色々とあったみたいですが、インリンさんも無事光臨(降臨)してくれました(笑)

こういう方々と共に、同じ目線で同じ方向性をもって時間を共有できるなんて、ほんと、素敵だと思う。
いろんな人が同じ場で共有できる時間があるっていうことは、日本が、まだ、「平和」であるっていう証拠かもしれません。

インリンさんは、素直な気持ちをブログなどで表現してくれていたり、Be-inなどのイベントにもいろんなカタチで参加してきてくれています。
こういう「素直な気持ち」「柔らかな心」。。。。。本当に大切にしていきたいし、大切に出来る世の中であって欲しいって思う。
http://www.mostsexy.net/wp.html

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左は、ポエトリーリーディングや音と一緒に繰り広げられたトランスパフォーマンス。
お互いがお互いを奪い合い、邪魔し合い、蹴り落としていく今の狂乱であり、混乱した世界を表現しているように私は思えました。

右は、打って変わって清らかな透き通る歌声を披露してくれた川原一紗さん。
心が洗われるような素敵な歌声にうっとりしてしまいました。
この日、色々と話をさせていただきました。

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スーザン・オズボーンさん。
2曲歌ってくださいました。
その1曲は、日本の曲「ふるさと」
久しぶりにきいて、久しぶりに感動して泣いてしまいました。
オズボーンさんは「ふるさと」の最後のところを「我が家、地球に帰ろう」と訳していました。
地球がふるさとであり、我が故郷。そこに全ての家族が共に豊かに笑顔で暮らしていく。ほんと、それが本当の意味での「平和」だと思う。
だれが勝つのではなく、誰が負けるのではなく、誰が悪いわけではなく、誰が偉いわけではなく、みんなが共に暮らしていくこと。
それが全てであり、それが真理であるような気がする。

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そして、クライマックス平和への祈りへ。。。。。キャンドルナイト。
今年は、竹筒です
世界中の全ての仲間たちのために、仲間たちとともに、明治公園にピースマークを描きました。
(※右側の空からの撮影はライブドア写真ニュースより)

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※朝日新聞記事9/10朝刊より
(9/10朝日新聞朝刊記事は、こちらで見られます。→PDF
 このイベントを『愛』と表現。あまりに的確に表現してくれたので感動ものでした。
 主催者の方も大喜びでしょう。)

「あの日」、何人もの命がビルと共に亡くなって行きました。
「あの日」から、何人もの命が世界中で亡くなって行きました。

でも、誰が悪いわけではありません。誰のせいでもありません。

今、私たちがすべきことは、誰が悪いだとか、誰のせいだとか、そんなことを追求することではないと思う。
人を人が裁き、人が人を陥れる。
そういうことに力を注いだところで、一体、何がそこに残るんだろう、、、もう、そういうことは、やめにしていきたいってそう思う。
堂々巡りしているだけで、先には一歩も踏み出せないような気がしてならない。

宗教も哲学も思想があっても、私は構わないと思う。でも、それすらも飛び越え、今の私たちが、今の状況に「イエス」と言える(癒える)、そういう世の中であって欲しい。

世界中の全ての命が共に認め合い、共に受け入れ合い、「あの日」を想い、「あの日」を平和と共に祈る。

そんなんで良いんじゃないかって、、、、、、そう思います。


この日に出会った全ての皆様に感謝。

過去ログ:もうすぐ「あの日」(2006.9.5)
                祈りの日(2005.9.11)
       911 東京の中心で(2004.9.11)

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comments

命の尊さをどこかで忘れかけている私たち。
平和ボケしてる日本人の一人として思うことは、私たちでもできることがあるんじゃないかってこと。
募金でもいいし、ボランティアでもいいし。
きっと何かに気づいて気づかされて、動くんだと思う。それには遅すぎることなどなくて、今からでも始められる、誰かがやるのを待つんじゃなくて、自分からはじめよう。そう思いました。

  • のぞみ
  • 2006年09月11日 23:55

おはようございます。

ホントアクティブですね。

と、確かに、いろいろアクティブに自分からいろいろな事に触れて行かないと、知らないままで終わってしまう事の多さに、いまさらながら愕然としてます。

僕ももっともっとアクティブに、そして、もっともっといろいろ感じて、いろいろ考えてみたいです。

ではでは。

  • たかあき
  • 2006年09月13日 08:30
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