自身が顧問を務める運動部の女子生徒に性的暴行をしたとして、県立高の保健体育科教諭の鈴木竜司容疑者(37)=宇都宮市若松原2=が27日、逮捕された。鈴木容疑者は「合意の上だった」と容疑を否認しているが、教師の逮捕は県教育界に大きな衝撃を与えた。
逮捕を受け、鈴木容疑者が勤務する県立高の教頭は、「学校の社会的な信頼を失墜する重大な行為。大変ご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝した。一方で、同教頭は鈴木容疑者について「まじめで明るく、生徒からも人気があり信頼されていた」と話し、「事実をまだ把握できていない。驚くばかりだ」と困惑しながら取材に答えた。
また、県教育委員会の須藤稔教育長も「事実であれば大変遺憾。逮捕の事実は重く受け止めている。厳正に対処していきたい」とコメントを発表した。【吉村周平、松崎真理】
毎日新聞 2008年11月28日 地方版