青森放送局

2008年11月28日 18時59分更新

パチンコ店で1億円脱税


弘前市でパチンコ店を経営する会社が、ほとんど所得がないように見せかけ、およそ1億円を脱税していた疑いが強まり、青森地方検察庁は所得税法違反の疑いで会社の社長ら2人を逮捕しました。

逮捕されたのは弘前市でパチンコ店「マルダイ」を経営する会社の社長で韓国籍の松田学容疑者(73歳)と、三男で店長の大悟容疑者(38歳)の2人です。

青森地方検察庁の調べによりますと、松田社長らは所得がほとんどなかったように税務署に申告し、平成18年までの3年間に、3億円近くの所得を隠し、およそ1億円を脱税した疑いが持たれています。

松田社長らは、金と引き換えるための景品を大量に仕入れたように装って経費を水増し、所得がほとんどなかったように見せかけていたということです。

こうした手口で松田社長らは、おととしには、1年間の所得を「0円」として申告していたということです。

青森地方検察庁は仙台国税局と合同で脱税した金の使いみちや動機についてさらに詳しく調べています。