◎テレビに出演し兼業発覚＝消防局職員を減給処分−福岡市

　９年にわたり健康グッズなどを販売していたとして、福岡市消防局は２８日、博多消防署の男性総括主任（４７）を減給処分にしたと発表した。主任は、父親名義のグッズ販売会社を実質的に経営していたが、テレビ番組に出演したことから兼業が発覚した。「名義を変えれば法には抵触しないと思っていた」と話しているという。

　市消防局によると、主任は９月２４日午後１１時ごろ、テレビ番組の新商品紹介コーナーに会社社長として出演。エコグッズのＰＲを行った。上司らが事情を聴いたところ「父親の会社で運営には関与していない」と説明したが、その後自らが中心となって会社を運営していることを認めた。

　テレビ出演した日は非番だったが、所属する消防隊の訓練があった。上司には「セミナーに出席するために東京に行く」と報告していた。