札幌市内で自動車学校を経営する愛育安全相互自動車学校が近く、自己破産を申請する見通しであることが判りました。生徒らには突然、通知があり学校側とはすでに連絡がとれなくなっています。
先月下旬、自動車学校の生徒のもとに学校側から1枚のハガキが届きました。そこには、11月19日で教習を終了すると書かれていました。
(自動車学校の生徒)「突然のことでびっくりした。ちょっと話が違うのではないか」
この生徒が通っていたのは札幌市手稲区の愛育安全相互自動車学校。近く、自己破産を申請する見通です。
(熊頭記者)「中は人の気配がいっさいありません」
この生徒は、就職に生かそうと自動二輪の免許を取るため15万円余りを前払いした上で4月に入校し、あと3、4日の教習で免許を取得できる見込みでした。
(自動車学校の生徒)「事務所に電話しても呼び出し音だけ」「教習代金の一部でも返ってくれば」
民間の調査会社によりますと、少子化による生徒数の減少や燃料の高騰から経営に行き詰ったとみられ、負債額は2億8400万円にのぼる見通しです。さらに、関連の自動車学校やバイク販売店なども営業を停止しています。
(熊頭記者)「系列会社のバイク店入り口には臨時休業の張り紙が貼られています」
関連会社4社をあわせると負債総額は8億円に達する見込みです。
(2008年11月27日(木)「どさんこワイド180」) |