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もてなす君:モテモテ?盗難相次ぎ「なすすべなし」--京都・山科振興のキャラクター

人気沸騰で盗難が相次ぐ「もてなす君」=京都市山科区の山科三条商店街で6日
人気沸騰で盗難が相次ぐ「もてなす君」=京都市山科区の山科三条商店街で6日

 京都市山科区の山科地域商業ビジョン推進委員会が作った京野菜・山科ナスのイメージキャラクター「もてなす君」が人気を呼び、JR山科駅近辺の商店でビニール製もてなす君の盗難被害が続出。900個を商店街に配ったが、既に約100個が消えた。「人気のバロメーターなのでしょうが」と言いながら、関係者からは「なすすべがない」と悲鳴が聞こえてくる--。

 山科三条商店街などで構成する委員会が市の補助を得て作製。高さ35センチ、直径23センチ。普通のナスより丸く、紫色の顔にぱっちりした目と口が描かれている。

 商店街で金物店を営む古川勝也さん(50)が大学時代に学んだ技術を生かしてデザインし、委員長の龍野英次さん(48)が客への思いを名前で表した。

 商店街で9月27日から約120店が店頭にぶら下げ、当初は客が足を止めて見入る程度だったが、10月6日に4店で約20個がなくなったころから被害が目立つように。1個900円もするだけに損害は甚大。龍野さんは「そう目くじらを立てるわけにもいかず、困っている」とぼやく。

 商店街では委員会とは別に、04年から毎年キャラクターを作製。今年9月に作った「抱っこちゃんカエル」、06年の「だるま」も多数の盗難被害が出たというが、この二つはそれぞれ、ウインクしたカエル、手足の生えただるまを見つけると抽選券がもらえるという特典付きだった。【古屋敷尚子】

毎日新聞 2008年11月14日 大阪夕刊

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