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福島・大原総合病院:一般妊婦の診療休止 産科医減、高リスク患者に専念 /福島

 福島市大町の「大原総合病院」(有我由紀夫・理事長兼院長)が、緊急性の低い妊婦の診療を一時休止したことが27日、分かった。来年3月までに産科医が3人から1人に減るためで、同月以降に出産予定の妊婦について受け入れを停止した。同病院は「地域周産期母子医療センター」に指定されており、出産リスクが高い患者の対応に専念するという。産科医不足の影響が、福島市内の中核病院にも及んでいる。

 同病院によると、産婦人科の医師が3人いたが、10月末に1人が退職し、別の1人も来年3月に転院予定という。「母子医療センターの役割を果たせなくなる」と判断し、妊娠中毒症などの「ハイリスク妊婦」を除き、今月20日から受け入れ休止を決めた。受診中の妊婦や新規の受診者は、県北地区の他の病院や助産院を紹介しているという。

 同病院は県立医大に医師派遣を要請していく方針で、経営企画部は「来年4月以降は、新たに産科医2人が派遣されると期待している。2人が充足されれば、一般の妊婦受け入れを再開したい」と話している。【神保圭作】

毎日新聞 2008年11月28日 地方版

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