京都放送局

2008年11月27日 20時29分更新

男性宅捜索の準抗告棄却

舞鶴市で女子高校生が殺害された事件に関連して警察が遺体の発見現場付近に住む60歳の男性の自宅を殺人の疑いで捜索しようとしていることについて、裁判所は捜索令状の取り消しを求めた男性側の準抗告を棄却しました。

この事件はことし5月7日の未明、舞鶴市で、高校1年生の小杉美穂さん(当時15歳)が頭などを殴られて殺害されたものです。警察は遺体の発見現場近くに住む60歳の無職の男性が事件当日に女子高校生と見られる女性といっしょに防犯カメラに映っていた男性と似ているとしてこの男性の自宅を殺人と死体遺棄の疑いで捜索することにしています。これに対して男性の弁護士は「逮捕・起訴された別の窃盗事件ですでに自宅の捜索を受けており、もう一度捜索をするのは不当だ」として26日夜、捜索令状の取り消しを求める準抗告を申し立てました。男性側の弁護士によりますと、京都地方裁判所は27日に審理を行ったうえで棄却しました。これに対して男性側は最高裁判所に特別抗告の手続きを取ったということです。