2008年11月27日 22時21分更新
世界的な金融危機の影響で自動車の販売台数が落ち込んでいることを受けて、三菱自動車工業は、岡山県倉敷市にある水島製作所で働く期間従業員と派遣社員を、今年度中に250人以上削減することを決めました。
三菱自動車工業は先月、今年度の生産計画を下方修正して、最大で8万台減らす方針を固めていました。
しかしこれまで好調だったロシアや中国での販売が予想以上に落ち込んだことなどから、生産計画をさらに下方修正し、減産の台数をあわせて11万台以上とすることを27日、明らかにしました。
そして、減産に伴って、国内の5つの工場すべてで今年度中に期間従業員と派遣社員を1100人以上削減することを決め、このうち主力工場である倉敷市の水島製作所については、およそ1700人の期間従業員と派遣社員のうち、250人以上を削減するとしています。
三菱自動車工業では「雇用は維持したかったが、経営が苦しい中、苦渋の決断をせざるをえなかった」と話しています。