ヤミ金グループ統括者を逮捕 八尾ヤミ金心中
5年前、大阪府八尾市でヤミ金業者の取立てを苦に夫婦らが自殺した事件で、ヤミ金グループの統括者の男が別の恐喝事件で警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは亀井浩次容疑者(41)ら2人で2008年4月、東京都内のペットショップに「買った犬がすぐに死んでしまった」などと因縁をつけ40万円を脅し取った疑いです。
亀井容疑者は沖縄県那覇市を拠点にして50億円以上を荒稼ぎしていたヤミ金グループの統括者で、このグループは5年前に大阪府八尾市でヤミ金の執拗な取立てを苦に夫婦ら3人が電車に飛び込んで自殺した事件にも関わっていたとみられています。
「(逮捕されて)よかった。いつ捕まるのか、そればかり思ってた。裁判所で裁いてほしい」(自殺した女性の兄)
植田勝博団長UP)「厳しく刑事責任を科することが、社会からヤミ金を撲滅していく
大きな力になる」(植田勝博・八尾ヤミ金被害対策弁護団団長)
大阪府警は、今後警視庁に亀井容疑者の身柄の引渡しを求めて事件の全容解明を進めます。