最後の輝き−。今年末で開園から11年余りの歴史に幕を閉じる倉敷チボリ公園(岡山県倉敷市)で、ファイナルとなる冬企画「光の彩典 チボリからのラストプレゼンツ」がスタートした。園内のプレーネン広場には国内最大級高さ31メートルの巨大ツリーが登場。約12万個のイルミネーションで幻想的に彩られた園内では、大みそかのグランドフィナーレまで、多彩なイベントが繰り広げられる。
この冬企画が始まった22日以降、同公園には名残を惜しむ家族連れらが急増している。ライトが点灯される日没からはカップルの姿が目立つ。好天に恵まれた3連休中日(23日)の入園者は約1万8000人で、過去最多を記録したほど。散策を楽しむ人からは“閉園”を惜しむ声が聞かれ、ツリーには「閉園しないで…」など願い事を記したメッセージが数多く飾られている。
最終章となるグランドフィナーレは12月28日からの4日間で連日、花火の打ち上げやスペシャルショーなど。大みそか(翌午前1時まで営業)は、午後11時半からチボリのエンターテイナー総出演のステージがあり、新年を迎えるカウントダウンと花火で終える。倉敷市役所駐車場を開放し無料バスでの送迎がある。
閉園時間は12月22日まで午後9時、同25日まで同10時、30日まで同8時。問い合わせは、同公園インフォメーションセンター((電)086・434・1111)へ。
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