小学校務員が女子トイレ盗撮　カメラは「川に捨てた」　千葉

　勤務先の小学校の女子トイレで盗撮したとして、千葉北署は２５日、建造物侵入と軽犯罪法違反（盗撮）の疑いで、千葉市立花見川第二小学校（同市花見川区）の校務作業員、深山（みやま）栄一容疑者（３６）＝同市中央区新宿＝を逮捕した。容疑を認めているという。

　調べでは、深山容疑者は今年９月ごろ、校舎３階にある女子トイレに侵入し、穴を開けた箱の中にビデオカメラを設置して盗撮した疑い。「女性に興味があった。３階のトイレ２カ所に仕掛けた」と供述しているという。

　今月２１日午後３時ごろ、トイレを使い不審な箱に気付いた女児が教諭に知らせ、教諭の上司の指示で深山容疑者にカメラを預けた。深山容疑者はカメラをその日のうちに校外に持ち去り、不審に思った教頭らが問いつめると「（カメラを）川に捨てた」などと話したことから学校側が県警に届けた。

　深山容疑者は平成１８年４月に採用され、これまでトラブルなどはなかったという。市教育委員会は児童の心のケアのためカウンセラーを同小に派遣する。同小は２１日、保護者説明会を開いた。