韓国が米韓通貨スワップ協定を利用、公的資金投入を検討との報道も
[ソウル 27日 ロイター] 韓国銀行(中央銀行)は、米連邦準備理事会(FRB)と締結した通貨スワップ協定の資金300億ドルを利用して、国内銀行間市場に40億ドルを供給すると発表した。
12月2日に入札を実施する。
韓国政府は、銀行からの不良資産買い取りも計画。韓国経済新聞によると、政府は、銀行の資本増強のため、これまで否定してきた公的資金の投入も検討している。
同紙によると、ある政府関係者は匿名を条件に「景気低迷は予想以上に深刻だ。銀行は、先行きが不透明で増資に専念しており、資金を貸し出す体制にはない」と発言。
同紙は、政府が銀行の資本増強のため、出資や劣後債購入を検討しているとみられると報じている。韓国中銀に国債を売却して資金を調達する方向で検討を進めているという。
ただ企画財政省高官はロイターに「銀行の増資に対する政府支援を協議する段階ではない」と述べた。
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