2008年 11月 26日 真庭市出身の琴国が十両昇進で帰郷 △▼ 大相撲九州場所の幕下で全勝優勝した真庭市出身の力士、琴国の十両昇進が２６日正式に決まりました。琴国は２６日夕方、故郷岡山に凱旋しました。琴国は初土俵から１５年目、８９場所での十両昇進という、史上２番目のスロー出世となりました。２６日の会見ではこれまでの苦労と昇進の喜びを満面の笑顔で語りました。そして、この喜びは真庭市の実家の父親に本人から電話で伝えられました。琴国、本名・作田幸寛さん（３０）は中学時代、野球部に所属する傍ら、相撲の全国大会にも出場。その活躍が認められて名門、佐渡ヶ嶽部屋に入り、各界での人生を歩んでいました。東幕下１０枚目で臨んだ今月の九州場所では７戦全勝。同じ勝ち星同士での優勝決定戦にも勝ち、十両昇進を確実にしていました。琴国は、２６日夕方、九州場所が行われた福岡から親方夫婦と一緒に岡山に凱旋し、故郷に錦を飾りました。琴国は２７日まで真庭市で過ごし、市役所や母校の勝山中学校で十両昇進を報告する予定です。 ＪＲ宇野線で軽乗用車が列車と衝突 ▲▼ ２６日午後、倉敷市のＪＲ宇野線の踏切で、軽乗用車が列車と衝突し、軽乗用車の男性が死亡しました。２６日午後４時２０分ごろ、倉敷市藤戸町藤戸のＪＲ宇野線大浜踏切で、軽乗用車が普通列車と衝突しました。この事故で軽乗用車に乗っていた近くの無職、山本茂さん（７１）が死亡しました。列車の乗客約１２０人にケガはありませんでした。現場は遮断機と警報機がある踏み切りで、警察で事故の原因を調べています。今年に入り岡山県内の交通事故で死亡した人の数はこれで１００人となりました。 セクハラで岡山大准教授　諭旨解雇 ▲▼ 岡山大学の男性准教授が派遣先の海外の大学で外国人の女性職員にセクハラ発言を繰り返したとして今月１８日付けで諭旨解雇の処分を受けました。処分を受けたのは岡山大学の４０歳代の男性准教授です。岡山大学によりますとこの准教授は海外の大学に派遣中の今年９月１日から４日にかけ外国人の女性職員３人に対し、「性的に興奮する薬はどこで買えるのか、薬の効能でどうなるのか」などのセクハラ発言を繰り返し行ったということです。被害を受けた女性から大学へ相談が寄せられ発覚しました。男性准教授は「申し訳ない深く反省している」と話しているということです。この准教授は処分を受け、２５日付けで退職しました。 ブロッコリーに虫ピン混入で献立変更 ▲▼ ２５日、高松市の小学校で給食用のブロッコリーに虫ピンが混入していた問題を受け、市内の小中学校では２６日、給食の献立の一部を変更しました。この問題は高松市の２つの小学校で琴平町の業者から納入した給食の食材用の冷凍ブロッコリーから長さ３センチの虫ピン３本が混入しているのが発見されたものです。市内１８の小中学校ではこの業者からの納入をやめ、給食の献立の一部を変更しました。このうち屋島小学校では野菜サラダの食材からブロッコリーを除きました。一方、警察は２６日午後、琴平町の業者を訪れ、ブロッコリーの保管状況などを聞き取りました。業者によりますとブロッコリーは冷凍倉庫で保管していて、出荷するまで袋を開けることは一度もないということです。これまでの調べでは袋には穴などの異常は見つかっていないということですが、警察で回収した袋を科学捜査研究所で分析しています。 緊急金融相談会 ▲▼ 景気の急激な減速に苦しむ中小企業を救おうと融資制度の緊急相談会が岡山市で開かれました。相談会には、岡山県内の中小企業約５０社が参加。信用保証協会や銀行などから融資制度の説明を受けました。中小企業の資金繰りを支援するため、国の緊急信用保証制度が先月スタートしました。これにより中小企業は、銀行からの融資が受けやすくなっています。相談会は来月、倉敷と津山でも開かれる予定で主催する岡山県産業振興財団は、制度を多くの経営者に知ってもらい、年末年始を乗り切ってほしいとしています。 「雇い止め」中止して！共産党が申し入れ ▲▽ 岡山県内の企業で、派遣社員の契約更新を行わない雇い止めの動きが広がっています。共産党の県議などが２６日、雇い止めの中止を求めて岡山労働局に申し入れを行いました。申し入れを行ったのは、共産党の県議や市議など１１人です。雇い止めの実態調査の実施と雇い止めを中止させるよう企業への指導・監督を求めています。共産党によりますと、世界的な金融危機などを背景に、県内の企業でも派遣社員などに対して、契約の途中打ち切りや契約更新しない、「雇い止め」の動きが広がっているということです。また岡山労働局の調べでも県内の１０数社で１０００人を超える雇い止めが出ています。労働局ではハローワークなどを通じて企業に雇い止めを控えるよう指導していきたいと話しています。