岡山放送局

2008年11月27日 10時36分更新

過疎対策”京阪神ターゲットに”

過疎化の対策などについて県や市町村が意見を交わす会合が26日開かれ、今後、京阪神地方に住む団塊の世代をターゲットに岡山県内に移り住むことを促し、地域の活性化につなげる取り組みを進めることになりました。
県庁で開かれた会合には、県や市町村の担当者あわせておよそ40人が出席しました。

このなかで市町村の担当者からは、過疎地域では高齢化が進み農地や山林の手入れが行き届かなくなっている現状や、農業をやめた人の空き家が放置されたままになっているなど、地域の厳しい実情を訴える発言が相次ぎました。

続いて県が実施したアンケート調査の結果が報告され、京阪神地方に住む人のなかにはいわゆる「田舎暮らし」に憧れ、岡山県に移住したいと考えている人が少なくないことなどが紹介されました。

このため会合では、定年退職した京阪神地方の団塊の世代をターゲットに、県内の住宅の情報や、使われなくなった農地などの情報を発信して県内への移住を促し、過疎化が進む地方の活性化に取り組むことを申し合わせました。