2008年11月27日 10時36分更新
岡山大学の准教授が、国際交流事業の派遣先の海外の大学で複数の外国人の女性職員に対して「いい体をしているね」などと発言し、性的嫌がらせをしたとして、大学はこの男性准教授を諭旨解雇処分にしました。
処分を受けたのは岡山大学の40歳代の男性准教授です。
岡山大学によりますと、この男性准教授はことし8月下旬から9月はじめにかけて、大学の国際交流事業で欧米の大学に派遣されていましたが、3人の外国人の女性職員に対して「いいからだをしているね」などと発言するなど性的嫌がらせを繰り返したということです。
この男性准教授は派遣先の大学から強制退去処分を受けましたが、大学側でも調査を行った結果、事実が確認されたということです。
このため、大学では派遣先の大学との信頼関係を著しく損ねたとして、今月18日付けで諭旨解雇処分にしました。
これを受けて男性准教授は25日、辞職願いを出し、退職したということです。
岡山大学では先月にも、大学院の50代の男性教授が女子学生に対してセクハラ行為をしたとして減給の懲戒処分を受けたばかりで「今後このようなことがないよう防止対策に万全を期したい」と話しています。