2008年11月27日 10時36分更新
冬のボーナスの時期を前に、金融機関での強盗事件の発生に備えようと、26日、岡山市の金融機関で強盗事件を想定した防犯訓練が行われました。
これは、ボーナス期や歳末に金融機関を狙った強盗事件を防ごうと、岡山市内山下のゆうちょ銀行岡山店が行ったもので、警察官や職員など20人が参加しました。
訓練は、ピストルを持った強盗が銀行に押し入り、現金を奪って逃走するという想定で行われました。
強盗に扮した警察官は店内に入ったとたんに天井に向けて競技用のピストルを撃ち、持ってきた袋を出して「この袋に500万入れろ」などと大声で要求しました。
これに対して行員は犯人たちに見えないように非常通報装置を押して警察に通報すると、偽物の紙幣の束を袋に入れて渡しました。
そして、袋を受け取とった犯人らが店の外に逃げると、行員が追いかけ、逃げた方向を確認したうえで、犯人の特徴などを電話で改めて警察に伝えていました。
ゆうちょ銀行ではこれから年末にかけて、強盗が多発する恐れがあるとして、警察と協力しながら警戒を強めて行きたいとしています。