オバマ次期米大統領、気候変動への取り組みをあらためて表明
[シカゴ 18日 ロイター] バラク・オバマ次期米大統領は18日、大統領就任後は気候変動に関する協議に「積極的に参加していく」と述べるとともに、金融危機下にあっても2020年までに温室効果ガスの排出量を大幅に削減する方針をあらためて表明した。
カリフォルニア州で行われた地球温暖化関連の会合に寄せたビデオ演説で述べた。
オバマ氏はこれまでブッシュ政権の地球温暖化に対する姿勢を再三批判していた。演説では、主要企業に二酸化炭素排出量の上限(排出枠)を設定する「キャップ・アンド・トレード」方式の排出量取引を開始する方針を繰り返した。
また「2020年までに我が国の温暖化ガス排出量を1990年代のレベルに引き下げ、2050年までにさらに80%の排出削減を実施する計画の実行に向け、確固たる年間目標を設定する。私の政権は、気候変動に関する米国指導者の歴史に新たな一章を刻むだろう。われわれの政策により、我が国の安全保障は強化され、数百万人の雇用が創出される」と語った。
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