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旅行会社やホテルの顧問をしています。
で,結構高額な旅費を払わないという人がいるのですね。 以前は,洗面台にコンタクトを流してしまったと文句をつけて,家族10万円強の宿泊料(家族旅行)を払わずに,戻ってしまったという人に対して,請求をしたことがあります。 ホテルは,コンタクトを流した責任の有無はともかくも,サービスとして,2万円の商品券を渡していたのですが,納得せずに旅費を払わないというものでした。 これは,裁判しますって通知を出して請求したら,すぐに相手方に弁護士がついて,すぐに連絡してきて一件落着でした。 で,今度はなにか。 外国旅行の手配を申し込んだが,たまたま混んでいるシーズンで,希望のホテルを押さえることができなかったのですが,結局,違うホテルで納得して外国旅行にいった。しかし,やっぱり,希望のホテルをとれなかったことが気にくわないということで,旅費を払わないのですわ。 旅費総額は100万円を超えております。 さて,その旅行は,不倫旅行なのですね。 この場合に,弁護士名が書いてある封筒で,内容証明を自宅に出すべきか, 社長さんなので,会社に送りつけるべきか。 本当は,普通の封筒に弁護士という肩書きをつけず出すのが良いのでしょうが,そこまで配慮してやる必要もないかな,とおもっています。 一応,お得意様だろうから,もうお付き合いしなくて良いのですか?と確認しておきましたが,もう結構です,とのこと。 こんなの,ごねても仕方ないんだけどね。素直に払えばいいのに。 ちゃんと,楽しんで居るんだからさ。 人気blogランキングへ
明後日の期日,書面がまだできていなくて,かなり鬱状態の鬱弁です。
民事再生のおかげで,書面が書けていません。 民事再生のせいではないのかも知れませんが。 恨み節。 その上,さらに,来週は,民再の関係で,大阪出張です。 ということで私は大阪には住んでおりませんね。 はっきり言って来週かなりヤバイです。大阪行く余裕は本当はない。 行きたくないが,行かざるを得ない。 今回の民再で,私はやっぱり書斎派であることを痛感。 現場でいろいろ指図するって性に合わないわ(実際に特別なことはしていないが,主任弁護士を見ていてそう思っただけ)。 裁判でも,事実を収集するより,法律論の方が好きだし。 私は。 弁護士って,仕事が向いていないようです。 人気blogランキングへ 逃避です。
ある企業の民事再生申立を行いました。
地方紙の一面を飾っております。 担当事件が一面になったのは初めてです。 一面に載るということは,ある程度企業規模が大きいわけで,それだけに,申立添附書類を整えるのは大変な作業です。私はほんの一部だけで関わっただけで,寝ていますが,主任は徹夜,徹夜です。本当にご苦労様です。 さて,私は,申立初日は,会社に張り付いていました。 朝,社員を集めて,民事再生申立をしたことを社長が報告。 会長は挨拶の途中で。涙。 企業を育ててきたことを思いつつ,自分の育てた会社が危機に陥ったこと,従業員を窮地に追い込んだこと,等々思われたのでしょうか。 社員も涙です。 その後,社員は危機を乗り切ろうと必死に自分の仕事をされていました。 是非,回復していただきたいです。 なお,同じ日,私の刑事事件が社会面に大きく載りました。 会社を一時抜け出して判決公判に出ていたのです。 被害者の被害感情は極めて強く,刑務所に入って性格まで直せと厳罰を臨んでおり,検察官がそれを読み上げておりました。 被告人はうなだれて,死んでしまいそうな顔をしていました。 被告人がやったことは強く批判されることで,仕方ありません。 が,被告人の環境も考えるとかなり同情してしまいました。 というわけで,一面と社会面をそれぞれ民事刑事で飾った変わった1日でした。 人気blogランキングへ
利息計算についてコメントを複数頂いたので。
利息計算は事務スタッフにしてもらうのが原則です。 が,今私の担当スタッフが,新人になってしまったのですね。 で,利息計算をさせたことがない。 だから,自分でやって居るんですね。 ただ,利息計算なんて簡単,と思うかも知れませんが,業者毎に記載方法が異なるし,例えばロプロのように毎回手形決済している場合には,素人には読み方はわからないと思います。 単純のようで,結構難しい場面もあるのですね。 さて,本日は刑事弁護の弁論要旨を書いていました。 休日に,死体の写真(刑事記録)を見ながらで。こんなんで休みにならんよね。 で,弁論は夕方にほぼ完成させて,今はあるセミナーのために,相続に関するレジュメを作成しています。 今回の土日は,家で休みながら仕事をする日になってしまいました。 ちょっと気分は下降気味。 人気blogランキングへ
本日は自宅で,ずっと過払金返還請求事件のための利息計算をしています。
現在もやっています。 ひたすら,日付と,借りた金額と,返した金額を,利息計算ソフトに打ち込むのです。 そうすると,利息制限法に従った利息が計算され,払いすぎている利息額がわかるわけです。 弁護士がやる仕事ではない,というような気もしますが,消費者金融が出してくる取引履歴は,読みにくい場合があるので,利息計算とは何をするものなのかとか,意味がわかる人間でないと駄目なので,事務員にさせずに,自分でやっています。 事務員を教育すれば簡単なことなのですが。今日は休みなので仕方ありません。 というか,休みの日にこういうことをしなくてはならない,という状態に,自分自身でおいこんでいる自分で厭になります。 もっとも,そんななか,しっかり豆まきはしましたよ。 これは結構面白い。 以上。
昨日は,証人尋問もして,裁判所から和解勧告も出て,当方依頼者は和解内容に納得し,合意が成立すると,思っていた事件の裁判期日が,当日1時間前に延期されてしまいました。
理由は,相手代理人が,相手方と連絡が取れず,和解の同意が得られなかったと言うことのようです。 書記官を通じて聞いたところによれば,相手方は「弁護士同士が談合している」といって居るようです。で,そんなことをいうなら代理人を辞任するしない,という話になっているようで。 相手方は,裁判所の和解案が納得できなくて,裁判所の和解案でまとめようとする代理人に不信感をもったというこでしょうか。 完全な勝ち負けで決まる事件は少なくて,ほとんどが和解(訴訟内又は訴訟外の話し合い)で終わるわけですが,一旦紛争になったものを話し合いで納めるのは大変なのです。必ず譲歩しなければなりませんし。依頼者と代理人に真の信頼関係がないと,結局は解決しない。 依頼者との信頼関係を保つのは苦労します。依頼者に信頼されることは,紛争解決に携わる弁護士の基本的素養でしょうが,これを身につけることは大変ですね。 で,いま,和解で終わりそうな離婚訴訟が,紛争の本質的でない部分でぶち壊れそうになっております。事件そのものは勝ち内容の和解案となっていたのですが。 離婚事件で感情的な部分も多分にあるわけで。 「あなたの言っていることは子供と一緒だ」,なんてこと言って,少し冷静になれ,なんて依頼者をしかったりしています。 依頼者のためにいっているつもりですが,依頼者からすれば,なんで代理人にしかられるのか,という気分もあるかも知れず。 でも,依頼者のために言うわけで。 そういうことを言いながらも信頼関係を醸成しようと努めて,そして,事件を解決したいのですが。 さて,うまく解決するかな。 人気blogランキングへ
今日は当事者の尋問を二時間ほどやってきました。
事件は,土地の形状を違法に変更したとして原状回復を求め,また,土地を不法に占有したとして損害賠償1800万円くらい請求されている事件です。 私は被告側で。 まず私が,被告の主尋問をおこない,相手方が反対尋問をする。 で,相手方の反対尋問の時に3回異議を出しました。 「異議あり!」ってやつです。 うち,2回は認められ,1回は却下。 私 「異議あり!今の尋問は本件と関係ありません。」 相手方代理人「被告の○○の違法性を基礎づけるものだから関係あります」 裁判官 「尋問を続けてください」 これは,私の異議が通らなかったってことです。 私 「異議あり!今の質問は訴訟物との関連性がありません。」 相手方 「被告の違法建築そのものに関するものだから関連あります。」 私 「建築の違法性そのものと,違法な占有の問題は明確に区別できるものです」 裁判官 「質問方法を変えてください。」 これは異議が通ったってことです。 私 「ちょっと待ってください。今の質問は,評価を問うものであって本件と関係ないと思いますけど」 裁判官 「質問方法を変えてください。」 「関係ないと思いますけど」なんて,ちょっと不遜で悪いものですね。ちゃんと異議ありって言わなければならないと思いますが,思わず「ちょっと待ってください」って出てしまいました。 普段私はおとなしいので,異議なんか出さないのですが,ちょっと相手方の質問がいやな質問だったので,攻撃的に異議を出してみました。 この尋問の後,和解の話が出ましたが,裁判官から,被告が30万くらい払のはどうですかって話になりました。 けけけ。実質こちらの目的達成です。 客観的な証拠関係からも勝てると思っていましたが,攻撃的に異議を出した後に,こういう和解勧試があると,なんか「勝った」って気分になってなかなか爽快です。 ああ,最近疲れ気味の鬱弁には良い尋問となりました。 人気blogランキングへ
本日は,気分を変えて,事務所の近くにホテルに泊まり込んで仕事をしています。
安いビジネスホテルですが,お金がもったいない!という気持ちもありますが,閉じこもって,本を読んだり,資料を書いたりするのは結構いいです。 たまには,こういうのもいいのでしょう。 さて,現在,傷害刑事事件の被害者の代理人をやっており,加害者代理人と慰謝料の交渉をしています。 慰謝料ってのは,よーするに,精神的損害を金銭評価した額なんですよね。 じゃあ,どうやって金銭評価するか。 突き詰めると,基準がない。損害賠償って,所詮フィクションですから。 例えば,交通事故で,指1本失った,片足一本麻痺した。この傷害がなければ,将来これだけの利益を得られるはずだったのに,断念した。云々。と。損害賠償って,こんなことを金銭評価して居るんですよ。そんなこと正確に金銭的に計量できる訳がない。 例えば医学部が亡くなったとして,じゃあ,必ず医学部卒業して医者になったのか?もしかしたら,中途退学して,弁護士になったかも知れないし,フリーターになったかも知れない。現在死んでしまったのだから本当はわからない。でも損害賠償のさいには,医者になっただろうと,として逸失利益を考える。 学説には,損害賠償の金銭評価は完全な裁判官の裁量だという説もあります。 で,精神的損害も基準はない。第一,精神的損害(つまりショックを受けたとかいうことです)は数値として表すことができないものです。数値化できないものを損害賠償として金銭評価するんだからすごい話です。よく考えると不思議です。 しかし,不法行為の抑止,損害の公平な分担,被害者保護という不法行為の目的達成のために,精神的損害についても,金銭賠償させるわけです。 で,話が長くなりましたが,傷害事件の慰謝料です。 私たちは,傷害事件など刑事に関するものでも,損害賠償の基準については,交通事故の事例を参照します。なぜかというと,交通事故の裁判例は,非常に多く存在するため,統計を取って計量化しやすく,ほぼ相場が固まっているからです。 だから,今回も,加害者の代理人は,交通事故損害基準を使って提案してきました。 しかし,刑事で気をつけないといけないのは,交通事故は普通は過失に基づくものですが,傷害事件は,故意行為に基づくものだということです。 過失と故意とどちらが悪いか,もちろん故意です。わざとやるんだから。 とすれば,その悪質性は,当然慰謝料算定に影響するはず。つまり,慰謝料額は高くならないとおかしい。不法行為による損害賠償責任には,不法行為の抑止目的がありますので,悪質性の高い行為は抑止する必要が高いから,賠償額も大きくすべきなのです。 刑法だと,過失の交通事故は,業務上過失傷害となり,最高懲役5年です。しかし,傷害罪は,最高15年です。 であれば,傷害事件の場合は,交通事故基準の3倍くらいの慰謝料にしないとおかしいと思います。 ということで,相手方主張の3倍強の回答を出しておきました。 さて,どういう回答が帰ってくるか。 人気blogランキングへ
ついこないだ,和解をぶちこわしたという話をしました。
今日その事件,和解成立(内定)です。 依頼者の納得を得てから,相手方代理人と話し合い,多少紆余曲折しましたが,何とか,相手も同意してくれました。 金額的にも,依頼者の顔が立ったし,良かったです。 はっきり言って,この和解が成立していなかったら,悲惨なことになっていました。 正直なところ,これ以上,準備書面を書く材料がなかったのです。 手持ちの材料がない中で,如何に書面を書くか軽く悩んでいました。苦悩が軽くてすんだのは,和解が成立すると思っていたからです。 電話で,相手方代理人が受諾するといった瞬間ほんと良かったアと。久々ですね,事件関係でこんなに嬉しかったの。 前回の期日で和解を壊したときは,ほんとブルーでした。 裁判所も,和解にならなかったらどうしようかと謂うところだったのでしょうか。書記官に和解になるから,と連絡したら,心がこもった声でありがとうございました,と謂ってもらいました。 人気blogランキングへ
昨日に続き,なぜか早起きしているうつ弁護士です。
先週の土曜日に思いっきり落ちてしましましたが,今週は調子が良いのか。 さて,ある債権仮差押命令を取得した,その後勝訴判決を得たので,担保取消決定を得て,仮差押命令の時に積んだ担保の取り戻しをしようとしたのです。そうしたら,判決文の債務者名と,仮差押命令の債務者名の文字が違っていたことが判明です。 答は,仮差押命令決定書の裁判官が間違ったのです。 常用漢字ではなく,裁判所も当事務所も手書きでないと書けない字だったようですが,当事務所事スタッフはきちんと手書きで正しい字を書いていたが,裁判所は字の違いに気付かずそのまま常用漢字を使用してしまったのです。 強制執行もそうですが,担保取消などは,非常に形式的に,手続書類の関連性・同一性,債務者の同一性等を判断しますので,字などが異なれば別人と扱われてします。 裁判所も,何とかして手続を進めようとしたらしいのですが,結局無理で,更正決定申請してくれと指示してきたわけです。 なんだよ〜,と思いましたが,裁判所もミスに気付いて,いろいろ手を考えた末の指示なので仕方ないねと,更正決定申請しました。 それとは別に昨日裁判所に持って行った訴状は,いっぱい誤字を指摘されて直すようにと,突き返されました。 裁判所もミスするのだからと,自分をは慰めていますが,恥ずかしいです。 人気blogランキングへ │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |