【ソウル26日聯合】韓国の主要分野の技術水準は、世界トップレベル技術の72.8%ほどで、時間で表すと6.8年の格差があると評価された。
教育科学技術部が26日、昨年実施した2030年までの科学技術予測調査を基に導出した科学技術基本計画(2008〜20212年)上の重点科学技術90項目について、技術水準評価を行った結果を明らかにした。この評価は、該当技術の水準が頂点に達した状態の究極技術水準を100%とする各国技術水準の絶対評価と、最高技術保有国の技術水準を100%として韓国の技術水準を評価する相対評価の2方式で行われた。
絶対評価では、世界最高技術の現在の水準は77.5%、韓国の水準は56.4%と集計された。相対評価では、韓国の技術水準は72.8%で、技術格差は6.8年とされた。
調査対象分野のうち、韓国の技術水準が最も高かったのは情報・電子・通信で、絶対評価では62.3%、相対評価では81.4%、技術格差は3.8年だった。技術水準が低かったのはバイオとエネルギー・資源で、絶対評価がそれぞれ52.4%と53.0%、相対評価は68.6%と76.1%だった。トップレベルの技術との格差が大きかった分野は災害、バイオ、医療で、それぞれ9.1年、7.3年、8.1年と評価された。
5年後の評価予測は、絶対評価で世界最高技術の水準は816%に達し、韓国の技術水準も63.5%に向上するとされた。韓国の相対評価は77.8%まで上がり、格差は現在より0.5年短縮され、6.3年になるとした。
技術水準が最も向上し世界最高技術との比較で技術水準差が最も縮まると予想された分野は、災害とエネルギー・資源だった。宇宙・航空・海洋は、世界最高技術との格差が現在の7.4年から5年後には6.3年に、最も大きく縮まると予想された。
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