移動式テレビゲームミュージアム構築計画
本日は、ちっちゃいもの倶楽部の分科である、移動式テレビゲームミュージアム構築計画の件をお話したいのである。
移動式テレビゲームミュージアム構築計画とはどのようなものかというと、WindowsVISTAが動作するという究極ながらもあほらしいスマートフォン、ウィルコムD4に、コンシューマゲーム機のエミュレータを仕込み、悪いこととは重々承知の上で、然るべきところからゲームのROMイメージをダウンロードしてきて、いつ何時でも、ゲーム史研究ができるようにするものである。
現在のところ、仕込んだゲーム機のエミュレータは以下の通りだ。
セガ・SG-1000、SG-3000、ゲームギア、メガドライブ
ファミコン(+ディスクシステム)
スーパーファミコン
ゲームボーイ
ワンダースワン
ネオジオポケット
ファミコン以前の外国製マシン、例えば、アタリなんたらや、マテルのインテレビジョンなども落としてみたが、エミュレータの使い方がよくわからなかったりするので、残念ながらミュージアムへの収蔵は断念したし、スーパーファミコンより以降の機種(64、セガサターン、プレイステーション等々)については、ウィルコムのスペック不足で動かないのでこれまたミュージアムへの収蔵はあきらめたのである。であるから、おそらくこれ以上コレクションが増えることはあるまい。
ダウンロードしてきたゲームのイメージファイルは、なんと2000タイトルを超えている。
最初は懐かしいものや、有名で、名前を聞いたことがあるものだけにしようと思ったのだが、ダウンロードしているとだんだん意地になってきて、日本語バージョンなら手当たり次第にあれもこれもと落としていると、ハッと気がつけば2000タイトルを突破してしまったという次第である。
もし、これを全部クリアしようとすれば、一本平均一週間かかったとして、四十年ほどかかることになり、私の場合、まず今生では達成できないほどの数となってしまったのである。
そもそも、ダウンロードに費やした時間だって馬鹿にならないのだ。
しかし、頑張ってROMイメージをダウンロードしてきた甲斐あって、これをネタに、相当日記がかけるぞとほくそえんでもいるわけだが。
ところで、私も昔は相当ゲームソフトにお金をつぎ込んだのである。ファミコン通信などの雑誌を参考に、どれを購入するか真剣に検討し、購入を決意してからも『もしクソゲーだったらなんとしょう』とドキドキしながら大枚ウン千円なりを財布から出していたのである。ところが、今日こうして無償で、残りの人生を全て費やしても遊びきれないほど、ダウンロードし放題(ホントは駄目だぞ!)となってしまっているのだ。
こりゃいったいなんとしたことだ。
『こんなよい時代になるのなら、先に言ってくれよ。ゲームなんて買わないのに』と、非常に複雑な気持ちになってしまったというわけなのである。